いかにして、統合失調症の姑とうまく関わるか

統合失調症の姑との毎日を綴ります。(*2016.4.4~の入院では、双極性障害と診断されました)

期待すること、諦めること

こんばんは、haruです。前回の記事の続きになりますが、千代さんのお薬の管理(飲み方や飲む場所など)についてです。

 

 

先日の記事に書いたとおり、息子の誤飲以来、3年以上、お薬の管理については、あーでもない、こーでもないと、試行錯誤しています。

 

しかし、どうやっても、千代さんには理解してもらえません。

 

本当に理解出来ないのか、私たちの言う通りにするのが嫌なのか、千代さんの言うように、シンクで飲むのが不安なのか、実際のところは良くわかりません。

 

 

ただ、私は、原因不明のまま目を覚まさない息子に付き添っていた時間の恐怖が忘れられませんし、やはり、どうしても、そこにこだわってしまいます。

 

ですから、一日中、千代さんのお薬に目をひからせ、期待して裏切られ、そしてムカつく・・・、の繰り返し。

 

お薬に、四六時中、振り回されているんです。

 

なんかねー、もう、疲れた。

 

 

以前、読んだことのある本か何かで、統合失調症双極性障害などの疾患を持つ家族に、腹が立ったり、ムカついたり、イライラしたりするのは、「期待しているから」だと書いてあった。

 

そうなんだよね。これくらい、普通出来るでしょ?普通はこうだよね?と、こうあるべきだとか、こうすべきだとかを、「期待」してる。

 

それがその通りにはいかないからムカつく。

 

だったら、期待しなきゃいいんだよね。(と、事あるごとに思うのだけど、すぐに忘れる(笑))

 

病気なのだから、「普通のこと」を期待しちゃいけない。わかってるのに、なかなか難しいことです。

 

 

もう、お薬は、どこで飲んでもらってもいいかなって思い始めています。

 

 4歳の息子に、ちゃんと起こったことを話して、「ママは、同じことが起こると悲しいし怖い。」ってことを伝えてみようかなって。

 

子供って、ダメって言ったことはあんまり守れなくても、「ママのお願い」や「お手伝い」は、意外ときいてくれるものですよね。

 

だから、「もし、おばあちゃんのお薬が落ちていたら、すぐにママのところに持ってきてね。」ってお願いすれば、しっかりやってくれそう。任務にしちゃえば、「キリッ」っとやりそうじゃないですか?

 

そして、なるべく、千代さんがお薬を飲む部屋には入れないようにしよう。

 

 

そうすれば、お薬から解放される。楽になりたい。多分、諦めるってのも大事なんだ。

 

それでなくとも、毎日、色んなことが起こるんですから。どんどん手放していきたい。

 

やーめたっ!をコツコツと、ですね。 

千代さんの嘘

こんばんは、haruです。前回の記事から、随分と時間が経ってしまいました。

 

実家から自分ちに戻って、はや二週間弱。実家に帰ってた期間が二週間でしたから、いない間の後始末に必要な時間は、いない時間とほぼイコールってことですね。

 

もう、ナスはお化けのように巨大化してるし、草はあちこち生えまくっているし、掃除も全くしていなかったようで、いつもの状態に戻すのが大変でした。

 

お風呂やトイレなんかは、帰ってすぐに子供も使うのだから、せめて、前日に掃除してほしかった。千代さんはともかく、どうして、主人も気が付かないんだろう。ほんと、男ってダメだ。

 

二学期に入り、息子の幼稚園も始まって、やっと落ち着いたとこ。ふぅ・・・。帰省も楽じゃないな。行きはよいよい帰りは怖い、ってやつです。

 

 

 

で、タイトルの通り、少し前の記事に書いたかと思うのですが、「千代さんの嘘」について、です。

 

これ書いちゃうと、以前、他で書いてたブログを読んでくれてた人が、偶然、ここへ来てくれてたりなんかしたら、きっとわかっちゃうと思います。あ、あのブログの人だ!って。

 

検索ワードに、「姑 統合失調症」「姑 介護 統合失調症 暴言」「ブログ 姑 精神疾患」などが見られますから、もしかしたら、そういう方もいらっしゃるかもしれないですよね。

 

そうです、あのブログの人なんです。

 

 

 

 

今、息子は年少さん、4歳です。1歳になる二ヶ月くらい前、近くに住む千代さんの姉の旦那さん(千代さんの義兄)が亡くなりました。お通夜やお葬式でバタバタした二日間を終え、ほっとした翌日のことです。

 

珍しく、お昼前から眠ってしまった息子。お昼を過ぎても、気持ちよさげにグーグー眠ったままで、ゆすっても、くすぐっても起きません。

 

大好きなおっぱいを顔に近づけたら起きるだろうと、近づけてみましたが、それでも起きない。

 

なんか変だ。

 

主人は、「眠い日もあるよ。」と言いましたが、母親の直感とでも言いますか、絶対に違う!と思い、小児科へ走ったのです。

 

先生や看護師さんが声をかけたりゆすったりしたけれど、それでも起きない。「ただ眠ってるだけな気がしますが、お母さんが心配なら、紹介状書きますから、大きな病院へ行きますか?」と言ってくださり、総合病院へ行きました。

 

,暗くなる時間までかけて、ありとあらゆる検査をしましたが、どこも異常が見られません。でも、息子は起きない。脳波は、ただ眠ってるだけのものだというけど、光にも音にも反応しない。

 

「身体の中にはどこも異常が見られないってことは、外部からの刺激によるものだと思うのですが、おうちで、何かそういったお薬を飲まれてる方いませんか?」と言われた。

 

 

(誤飲だ・・・。)

 

 

 

そういえば、二日間、バタバタしてて、掃除機をかけてませんでした。

 

細かく調べたわけじゃないので、眠剤だったのか、向精神薬だったのか、何を口に入れたのかわかりませんが、それ以外の原因は考えられないのです。

 

 

それから、誤飲を防止するため、というか、千代さんがお薬を下に落とさないように、万が一、落としても気が付くように、「お薬を飲む時は、台所のシンクで」と決めたのです。(シンクだと、落ちると音がして気が付くしね)

 

でもね、そんな簡単なことが、千代さんには出来ない。

 

シンク前に、スケルトンの引き出しを置いて、そこに一日分のお薬を入れてもらっているけれど、何故か、そこからは出して飲まず、茶の間で、薬局の袋から直接取り出したものを飲むんです。

 

本人は、シレっと、「台所で飲んでるよ。」と言うのだけれど、茶の間のサイドボードの上に、水もコップも薬のカラもあるじゃないか!だいたい、シンクの引き出しのお薬はいれっぱなしじゃん!!

 

それを指摘すると、引き出しのお薬を、毎日、新しい違うものに入れ替えるようになりました。お昼すぎに、一気に、全ての引き出しのお薬を総入れ替え。そこで飲んでないし!

 

気が付かないと思っているのか、堂々と、「台所で飲んで飲んでるよ。」と嘘をつく。何度言っても、嘘をつく。

 

 

受診の時に先生に怒られると、「台所で飲むと、確認出来なくて不安だから・・・。」などとわけのわからない言い訳をして、茶の間で飲んでることを認めるけれど、その、受診から帰ると、やはり、シンクでは飲まずに、茶の間で飲む。先生に怒られても変わらないんです。

 

 

「それくらいのこと」、くらいに思っているのか、言ってることそのものが理解出来ないのか・・・。

 

誤飲と言ったら、病院や施設で起これば、大変な事故です。どうして、ちゃんとしてくれないんだろう。

 

というか、こんな大事なことで嘘をつくのだから、他、なーんにも信じられないよね。不信感でいっぱいです。私、ナメられてんの?

 

 

 

息子も、あの時とは違ってもう4歳。言えばわかるかもしれない。

 

でも、お薬のシートのような形状のラムネ菓子やチョコレート、子供って好きでしょ?息子も大好き。落ちてたら、パクッっと口に入れてしまう恐れは、まだ大いにある。

 

お風呂に入ってて、ボディーソープの泡が美味しそうだったからと、つい舐めてしまったりもしますしね。4歳っていったら、まだそんなもん。

 

 

 

今日も、受診で先生に言われたのに、引き出しに入れっぱなし。きっと、明日の昼、飲んだふりして総入れ替えするんだ。

 

ほんとやめてほしい。三年もかかって、何にも変わらない、変えられないでいて、私の愚痴におろおろする主人にもむかつく。

 

あーーーーーーーー。叫びたい気分だ。

家族ってなんだろう

こんにちは、haruです。

 

母は、ディーン・フジオカさんの大ファン。見逃したNHKのドラマ、「喧騒の街、静かな海」で主演をしていて、それを観たいと言うので、動画サイトから見つけ出し、二人で観ました。

 

 

精神疾患を抱えた母親の死、息子の心の葛藤、家族の在り方などが描かれていて、なんだか、主人と重なる部分(*もちろん、見た目ではありません)もあり、私は、観るの2回目だったんだけど、それでもグッととくるものがありました。

 

 

そのドラマの中のセリフの一つが、最初に観た時も今回、ずどーんと重く心に残りました。

 

「家族は、支えにもなるけど、足枷にもなる。自分を犠牲にするか、逃げるか。どちらかになりがちだ。」

 

 

自分の気持ち一つでどちらにでもなるのかもしれないが、支える家族とって、これほどしっくりくる表現はないんじゃなか?って思う。

義母と母

こんばんは、haruです。

 

今、息子と実家に帰省しています。お盆だからってのもありますが、実家の母に食道癌が見つかり、検査やらなんやらで、ちょっと早めの8月7日に帰りました。

 

 

実は、ここ3ヶ月くらい、母の体調が良くありませんでした。一緒に住んでいる甥っ子が、マイコプラズマ肺炎に罹患したりしてたので、大人だけどうつったのかなー程度に思っていたのです。

 

肺炎や癌を含め、色々と検査をしました。だけど、何にも引っかからない。

 

食道びらんだとか、腎炎じゃないかとか、風邪をこじらせたんじゃないかとかで、そんな感じのお薬や点滴をしたりしてましたが、良くなったり悪くなったりを繰り返すだけ。

 

そんな中、たまたま町のホームドクターのところで自治体の健康診断を受けました。

 

そして、また、たまたま、そこの先生が大きな病院にも、二重に診てもらう方で、「ちょっと怪しいんじゃないか?」と言われ、3度目の病理に出すことになりました。

 

組織を採る場所の微妙な違いによって、診断は大きく変わるんですね。

 

 

食道癌。

 

 

まだ、検査途中なので、16日の最終検査が終わるまでは、今後の治療についても見通しが立ちません。

 

 

千代さんの状態も、全然、良いとは言えないのに、主人に丸投げしてきてしまいました。だって、そりゃ、実の母親だもん。心配に決まってます。

 

良いのか悪いのか、ネットで簡単に病気のことを調べられる時代です。

 

検索してみると、食道癌については、あんまりいいこと書いてなかったし、居ても立っても居られなかった。

 

(両親は、そうやって調べることをしない世代なので、かえって良かった。ほっ・・・。)

 

いいよね。他人に千代さんを押し付けてきたわけじゃない。主人は、実の息子なんだ。少しだけ、二人で頑張ってもらおう。

 

 

畑の夏野菜が巨大化していないか、草がボーボーに生えていないか、ゴミ出しがちゃんと出来ているか、掃除をしていないだろうから、帰ったらくしゃみが止まらないだろうなとか、たくさん心配はあるのだけれど、今は、考えないでおこう。

 

 

というわけで、もう少し、実家でゆっくりしていきます。

 

久しぶりの西日本。久しぶりの海。美味しいお魚。やっぱ、実家はいいね。

千代さんと相模原事件

こんばんは、haruです。息子が夏休みに入って、べったりそばにいたり、主人の仕事が忙しかったり、千代さんは相変わらずなーんにも動かなかったり、庭や畑の草刈りに追われたり・・・、なかなか更新出来ずにいました。

 

そんな中、先日の相模原事件が起こり、これがまた、私にたくさんのことを考えさせ、いろいろと考えるんだけど、なかなかまとまらず、ブログからも遠ざかっていました。

 

 

この事件、記事に書こうかどうか、ものすごく迷いました。報道規制もされていますね。

 

人権、差別、まあ、問題はあるけれど、それでも、感じ方は人それぞれですし、自分の気持ちを整理するためにも、ちょっと、時間かけて書いてみようと思います。

 

我が家の場合は、千代さんの場合は、そして、私個人が感じたことですので、気分を害される方もいるかと思いますが、どうかご容赦願います。

 

長くなるかもなので、読んでいて疲れたり、もう嫌だと感じたら、どうぞ退出してくださいね。考えていたこと、順番や関係性など全く無視して、箇条書きにしていきます。

 

 

・まず、容疑者が措置入院をしていたことがあったり、躁病、妄想性障害他、薬物による精神病など、いくつかの病名がついていましたが、やっぱりなーという印象です。

 

なぜかというと、入れ墨や金髪など、見かけや生活が変化していくのに伴い、攻撃性が高まっていっていたようですが、それが、「あー、千代さんが激躁へと向かっていった時と似てる。」と感じたからです。

 

千代さん、薬物こそしませんが、激躁へ向かう時、その場に合わないおかしな恰好をしたり、服や下着が派手になったり、性的逸脱行動が見られるようになりました。と同時に、家族に対して(特に私に対して)の攻撃性が高まってゆきました。
 
激躁真っ只中の狂っている時でも、その攻撃性は、人を選んで向けられます。決して、自分より立場が上の人、例えば、兄や姉、自慢の長男には向けられないのです。そうです、千代さんにとっての「弱者」にのみ向けられる。
 
なんとなく似てない?
 
 
・さらに容疑者、その措置入院中に、すっかり良くなったふうを装って、すぐに退院してきていますよね。
 
そういうとこも似てる。演技も上手。嘘もしらっとつきます。もちろん、健常者だって演技もするし嘘もつきますが、なんだろう、何が違うんだろう。その種類とか、罪悪感の有無とかですかね。うーん、わかんないな。
 
 
・あとね、目です。躁の時の千代さんの目が、容疑者のギラギラした目とそっくりだった。
 
だからですかね、「もし、妄想や幻聴に支配されて、万が一のことがあったらどうしよう。怖いよ・・・。」なんてことも思ってしまいました。絶対にないとは言い切れないもんね。
 
 
 
その一方、容疑者の主張(手紙みたいな?)を読んで、全部が全部、間違っていると言えるんだろうか?私も、共感出来る部分あるよなぁ。って感じたのも本当。もちろん、殺人は許されることではないですし、そこには微塵の共感もありません。
 
 
・以前、千代さんと離婚した義父から、「大変な思いさせてごめんね。でも、親の方が早く死ぬんだから、それまで辛抱してちょうだいね。」と言われ、私は、「そうですねー。」と笑って答えました。
 
ゴールはいつかわからないけど、よっぽどのことがない限り、千代さんの方が先に亡くなるのです。
 
私は、千代さんが死ぬのを待っているんだね、きっと。主人はどうなんだろう?聞いたことないな、さすがに。聞いてみたいけど。
 
 
・私は、父方と母方、両方の祖父を、癌で亡くしました。二人とも健常者でしたし、周りにケアをさせたのは、入院してからのみです。
 
でもね、延命治療をしなくても、人間、なかなかコロッとはいかない。吸痰でナースを呼ばなくてはいけなかったり、痛みでのた打ち回るため点滴が抜けたりするため、完全看護の病院でも、最後は付き添いが必要になりました。
 
嫁であり、娘でもあった母は疲弊し、他の妹や義妹、いとこなどと交代で付き添っていましたが、同じく、みんなヘトヘトになっていました。
 
こうなると、健常者だった人が相手であっても、周りは死を待ってしまう。「早く楽になってもらいたい。」ってのも、「早く自分も解放されて楽になりたい。」てのもあるでしょうね。
 
亡くなった時には、周りみんな、なんとなく、ホッとしていたような気がします。
 
 
・以前の勤め先では、多くの高齢者、障害者(知的、身体、視覚、精神、身体など、年齢も幅広く)の方々や、そのご家族と接してきました。
 
利用者さんも色々。ご家族も色々。たとえ同じ病気であっても、それぞれに違いますし、ひとくくりには出来ません。
 
 
知的障害の息子さんと二人で暮らしている、60代のお父さんがボソッと言った言葉。「今は、自分もいるし、ワシの退職金もあるからなんとかなるけれど、自分が死んだらどうなるんだろうなぁ・・・。」
 
この息子さん、B型の作業所に通っていました。「haruさーん、僕ねー、今日、お給料貰ったよ!」と、嬉しそうに走って伝えにきてくれました。このお給料だって、1万円弱。平日、ほとんど通っているんだけど、B型はどこもこれくらいだと思います。
 
このお父さんのような不安を抱えている親御さん、たくさんいるのでしょうね。
 
 
支援学校に併設するこども園みたいな施設(入所施設)で暮らしている子供たちの親御さんだって、みんなそう思っていると思いたい。
 
 
 
・支援をしていると、多くのトラブルがあったりします。そんな時、離れて暮らしているご家族に連絡をとるのですが、「この人には、ずいぶん迷惑をかけられたので、死んでも連絡は要りません。」と言われることも。(孤独な方がほんとに多い)
 
 
・特養に入所していた、統合失調症のおじいちゃん。嚥下機能の低下などがあり、胃ろうとなりました。その、決断をご家族がした時、担当のナースが言った言葉も、ずっと私の中に残っています。「胃ろうにしてまで生きていてほしい親なら、家でみればいいのに。」
 
 
こんな感じで、ほんといろんなことを考えました。この事件で、介護の現場(施設も自宅も)が、少しでも改善されるよう、行政が動いてくれるといいな。
 
新聞に出てた改善が、措置入院だけになってたとこが、やはり後手後手で笑えた。
 
 
 
そうだ、千代さん。今週の木曜が受診です。前回の受診から、三週間経ちました。21日分のお薬が出ていて、頓服は、「不穏時」「不眠時」「便秘」の三種類が、10日分。
 
・なんか、どんどん眠れなくなっているようで、不眠時の頓服がショートしそう。以前は、早い時で19時。遅くても21時には眠りに入っていたのに、このところ、早くても21時、遅いと0時近くまで起きています。
 
起きるのも早い。おそらく、5時には覚醒してるんじゃないかな。私が起きるのを待って、動き出す感じだしね。
 
・嘘を平気でつく。これ、ちょっとやっかいな内容なので、また、別の記事にしたいと思います。
 
・水を飲む量が、また、じわりじわりと増えてきた。
 
・いきなり、もう読まないから、新聞とるのやめようと言ってきた。ここんとこ、大好きだった新聞を読まなくはなっていたのですが・・・。しかし、そう言った次の日、すんごい久しぶりに読んでるし!!!いったい私にどうしろと?
 
・二日に一度の入浴と、多分、自分の中で決めたみたいなのですが、その日は、とにかく早く入りたくて落ち着かない。
 
・仕事のようにして出かける散歩と入浴以外は、まったく動こうとはしない。
 
 
こんな感じです。とにかく、眠れるようにしないと。眠れないのが一番マズイ・・・。
 
 
 
最後までまとまらずな記事になりましたが、読んでくださりありがとうございます。

女中の息抜きと充電

こんばんは、haruです。先週の金曜日、地域包括の方二人が家まで来てくださって、訪問看護に向けての話し合いを行いました。

 

千代さん、むちゃくちゃ緊張していたのか、終始腕組をしたままで、警戒心のかたまりみたいな感じで、ちょっと笑えた。(ごめんね、千代さん)

 

訪問看護をどこから入れるかについての話をしているのに、何度も何度も、「私はどこかに行かなくちゃいけないんですか?」ってしつこく聞いてましたね。

 

そのたびに、「行かなくていいですよ。看護師さんがおうちに来てくれるようにするので、そのお話しをしに来たんですよー。」と言ってくれるのですが、また、すぐに同じことを確認するという・・・。

 

「あ、でも、どこかに行きたくなったら言ってくださいね。千代さんのやりたいことが出来るところを探しますから。」と、何気にデイに繋げようともしてくれてた。ありがたいね。

 

で、これからどうしていきたいか、目標みたいなものを確認していきました。

 

・運動

「入院前にもしていた散歩を、また出来るようになりたいです。足が弱くなるのが嫌だから。」→なーんにもしないけど、散歩だけは、何故か仕事のようにして、毎日続けていました。不思議・・・。

 

・趣味

「畑仕事やお花を育てるのが好きだから、またやっていきたいです。」→昔は、生きがいだと言っていたこれらの趣味も、ここ4年くらいは全くしなくなりました。無駄に広い畑や庭の管理は大変。この時期、少しの雨でも草が伸びるので、ほんと憂鬱になる。口だけじゃなくて、生きがいならしていただきたい。

*「生きがいから離れて、かいが無くても生きてるじゃんね?」主人談(笑)

 

・家事

これねー、びっくり。包括の方に、「これが出来たらいいなとか、したいなっていう家事はありますか?」との問いに、間髪入れず「ないです。」と言い切った千代さん。一瞬、場がシーンとなりました。

*あとで、「私の女中生活は継続ですか?」と主人に聞いたら、苦笑いしてた。

 

 

でね、主人と、一番心配してたのはお金のこと。訪問看護は医療です。主治医が処方箋を出してお薬が出るのと同じ感じで、訪問看護も入ります。当然、費用が発生します。

 

まあ、1割ですし、たいした金額にはなりませんが、なにしろ、千代さんのお金に対する執着がすごいので、お金を使うことに「うん」というのか?そこだけが心配だったのです。

 

でも、千代さん、話し合いの最中は、そこには一切触れず・・・。(ホッっとしてた私)

 

が、しかし、お二人が家を出て、車に乗り込もうとしてるその時、雨の中、猛ダッシュで出てきた千代さん!

 

千「お金、お金がかかりますよね?ハァハァ・・・。(息を切らしてる)」

 

包括「かかりますけど、そんな何万もしませんよ。一回、800円くらいだったかな?」

 

千「わかりました。それなら大丈夫です!!(満面の笑み)」→緊張すると、やたら丁寧な言葉遣いになる

 

こんなやり取りがあり、話し合い終了となりました。

 

 

家事はやらない宣言を受けて、なんとなく不機嫌が続いてたこの連休。主人とも、必要なことしか話さず、やりたくないことはしないオーラ全開で過ごしました。

 

すると、草刈機で芝生を整えたり、庭の木の剪定したり(へたくそだけどね)、畑の草刈りをしたり、働く働く~。たまには、女中も息抜きしなくっちゃね。

 

プラス、日曜の夜に始まったドラマ、「仰げば尊し」で、私の機嫌はすっかり良くなりました。

 

なぜって、小学校4年生から始めて、学生時代も社会人になってからもしていた吹奏楽のお話だったから。←単純すぎる

 

サンライズマーチを聴いた瞬間、思わず「キャー、懐かしいー!!」と叫んでしまった(笑)

 

すぐに、一緒に普門館(全国大会)へ行った同級生にラインしちゃった。やっぱり観ていて、同じ反応してた。ふふっ、熱いぞ、吹奏楽人。

 

いいこともあるもんだ。youtubeでいっぱい吹奏楽曲聴いて充電しよう。癒される・・・。

弄便ちっく

こんばんは、haruです。退院二日目にして、もうグロッキー気味です。

 

はい、タイトル通り、「弄便(ろうべん)」です。夜中だし、食事中って方もそういないと思いますので、思い切って書いちゃいます。(書かなきゃやってられない。)

 

あ、リアルタイムでこの時間に読む人なんかいないよね。すみません。

 

注)食事中には読まないで下さい。

 

 

夕食後、後片付けをしていると、千代さんがトイレに向かいました。通り過ぎた瞬間、ふわっと便臭がしたような気がしました。

 

だけど、表情からは失禁してるふうには感じませんでしたし、おならだなって思っていたんです。

 

トイレに入って、10分くらい経ったころでしょうか。何度も何度も聞こえる、水を流す音。

 

 

(「あ、ヤバい。」なんだか嫌な予感。)

 

 

しばらくして、トイレから出てきた千代さんは、そのままタンスの置いてある部屋へ向かいました。トイレの後にそこへ向かうのは、失禁して、下着を交換する時だけ。

 

そーっとトイレを覗いてみると、床、便器、便座、など、トイレのあらゆるところが便まみれ。

 

脱衣所のカゴには、汚染されたトイレのマットがポンっと置かれています。

 

やられた。とにかく、処理しなくてはいけません。息子がトイレを使う前に何とかしなくちゃ。ってんで、後始末を始めていると・・・。

 

 

なに??

 

下着を交換して出てきた千代さん、便まみれの手で汚染した下着を持って、ウロウロしてる。しかも、そのままキッチンのゴミ箱にすてようとしてるじゃないですか!!

 

「ちょっと待ったー!!!!!!」←心の絶叫です

 

とりあえず、一旦、深呼吸だ。落ち着け私。

 

 

 

 

「お母さん、いいから、私がするから、お部屋行ってていいよ。」と言うのが精いっぱいでした。

 

いや、これでもGood Jobなほうだ。実の親なら、触らないで!とか、あっちいってて!とか、多分、怒鳴っていただろう。

 

 

汚れた下着を新聞紙にくるんで、さらに何重にも袋に入れて、外のゴミ箱に捨てました。次に、マットを手洗いし、ハイターたっぷり入れて洗濯機をまわしました。

 

最後に、トイレ掃除。キッチンハイターを希釈したもので何度も何度も拭き上げました。

 

千代さん、トイレットペーパーで拭き取ろうとしたのか、便があちこちに伸びて広がってる。

 

さらに、その後、便の付着した手であちこち動き回りましたから、その手で触ったいろんなとこにも便が付いてるじゃないの!

 

ほんと、「どんだけー??」って感じ。

 

 

弄便といっても、わざとあちこちに広げたわけじゃないんだろうってことは分かるんですよ。証拠隠滅しようと、綺麗にしようと、拭いた結果がこれなんでしょう。

 

ってことで、「弄便」ではなく、「弄便ちっく」と書きました。「弄便みたいな」的な感じ?

 

こう書けば、ちょっとは救われる気がする。こういうセルフケアもあるんだね。