精神科のドクターも辛い
こんばんは、haruです。今日(木曜日)は、千代さんの受診日でした。前回の受診は、急に主治医がお休みとのことでしたので、約一ヶ月ぶりに主治医の受診、となるはずでした・・・。
そうなんです。でした・・・、でした。
今日も主治医はいませんでした。ピンチヒッターの先生だって。なんでも、主治医は体調を崩して入院したらしい。なので、次の受診から、主治医がまた変わるそうです。
春に入院した際、その期間だけのはずの主治医が、そのまま退院後も引き継いで現在の主治医となりました。それが、入院中も入れて、7か月くらいで終了っていうね・・・。
以前の主治医は、良くも悪くもいい加減。でも、よい加減でもあることは確かで、多分、精神科のドクターをしていくには、あれくらいがちょうどいいんだろうなって思う。
当時は、適当だなーと思ったこともありますし、その適当さのせいで、副作用がどんどんひどくなり、失禁しまくりにもなったわけですが、でも、そんな風だから、バイクで事故ったとかでしか、お休みすることはありませんでしたし、10年以上、ずっと診てもらっていたのです。
今回、体調が悪くなったドクターは、副作用の原因となっているお薬を突き止めてくれたり、一旦、お薬を抜いて、調整し直してくれました。(おかげで、失禁は消失しました)退院前には、担当看護師、ソーシャルワーカーと共に家に来て、カンファレンスもしてくれました。良くも悪くも真面目。
これじゃあ、自分がつぶされてしまうのでしょうね。精神科のドクターは、真面目すぎちゃいけないんだ、きっと。
そういえば、友達が医学科の学生の時、実習先の精神科のドクターから、患者の話は半分しか聞かなくていいと言われたって言ってた。じゃないと、身が持たないって。
入り込みすぎたり、入り込まれすぎたり、背負いすぎたりは危険ですもんね。ドクターも大変です。
そして、こっちも大変。また主治医が変わることで、千代さん、混乱しなきゃいいけどな。女医さんじゃないといいな。千代さん、女医さんとは合わない・・・(苦笑)
ゾッとする話
こんばんは、haruです。
前回の記事にも書いたけど、以前の勤務先の同僚の具合が良くありません。現在、副腎の腫瘍の治療中ということもあって、病気からくる不安、お薬の副作用からくる不安等も考え、まずは、その主治医の診察を受けてもらいました。
が、「病気も関係あるかもしれないけど・・・・。」と、やはり、精神科の受診をすることになりました。
その予約が今週の土曜日。それまで、なんとか持ちこたえてくれるといいのだけど、とっても危なっかしい。脱輪したり、仕事中、訪問先を通り過ぎたことに気が付かなかったり。
機関銃のように送られてくるラインは、誤字脱字だらけ。言ってることも二転三転。
でもね、家族じゃなくて、友達だからでしょうか。ちゃんと向き合っていられるんですよね。仕事じゃないのに、仕事と変わらない感じで、冷静に対応出来るんです。賃金が発生しないところで、こんなふうに出来るとは、自分でも意外・・・。
家族だからこそ、簡単じゃないんだなーと、今、ほんとに実感しています。家族って難しい。嫁姑って、なんなんだろうね。
千代さんはですねー、相変わらず、我が道を猛進中です。
処方されてる不眠時の頓服、またまたショートしますね・・・。トイレに起きた時に、必ず飲まなきゃいけないって感じで飲んでいます。なので、2回トイレに起きちゃうと、さっき飲んだことを忘れて、また飲んじゃってるんでしょう。
夜中に2錠も飲んていても、早朝覚醒があり、私が6時に起きた時には、すでに食パンを食べ終えています。私だったら、午前中いっぱい残ってフラフラしちゃう量を飲んでますから、ある意味すごいパワーですよね。
でね、昨日、美味しいコーヒーを主人が頂いてきたので、お昼ご飯の後に淹れたんです。自分の分だけってのもねー・・・、香りが立つものだし、なんかやな感じでしょ。だから、普段はあんまり飲まない千代さんの分も一緒にね。
すっごく美味しかったんでしょうねー。その後、やたら話しかけてくる。そしてご機嫌になりました。
「お母さん、頑張って、早く病気治して元気になって、〇〇ちゃん(息子くん)の成人式まで生きていたい!!」って言われた・・・。
え、息子くん、今、4歳でしょ。成人式まであと16年。そうすると、千代さんは85歳かぁー・・・。
んん??有り得るんじゃないの?
やだやだ!!ってことは、私いくつだ?いーやーだー!!!頑張らなくていいですしっ。
ってか、そんなに可愛い孫なら、ちゃんと誤飲しないように、言われたとおりの場所でお薬飲めばいいじゃん!!とか思ってしまう。やっぱ、家族って難しいわ。
あ、もちろん、「うーん、85歳だよね、千代さん。女は長生きだから大丈夫。」と笑顔で答えましたよ、私。
ふふっ、私もなかなか怖い嫁だ(笑)
女はいくつになっても女
こんばんは、haruです。随分、更新出来ない日が続きました。
実は、かなり具合が悪いのです。千代さんではなく、以前の職場の同僚。なんか、最近、ラインの量が尋常じゃなくなってきていて、それの対応に追われていました。
被害妄想や幻聴などが出てきているので、病識を持たせて受診の流れを作るのに、時間がかかってしまいました。なにしろ、物理的な距離がありますからねー・・・。
やっと、今週の水曜日に受診出来そうな感じなので、ちょっと気持ちに余裕が出てきたかなってことで更新です。
女はいくつになっても女。これは千代さんの話です。
先日、私、主人、息子、千代さん+義父(千代さんの元夫)で、ランチに行きました。義父が、行きつけのお寿司屋さんに連れて行ってくれたのです。
お座敷のテーブル。義父のとなりに千代さん。向かい側に私たち三人。
「おまかせで握り三人前と、お子様寿し一つと、刺身を適当に。あと熱燗ひとつ。」と義父が言ったところで、横にいた千代さんが、なんだかモジモジ・・・。
少女のように顔を赤らめ、上目遣いで義父を見つめ、「私もお酒飲みたい。」と、それはそれは小さな声で言いました。
もうねー、女。しっかり女です。
以前の記事にも書いたはずですが、千代さんが激躁へと向かう時、義父の家に泊まりに行ってました。(安定してるとそんなことはしませんよ)
普段はベージュのおっきなパンツはいてるのに、その時は、紫色のショーツだったり。
いつの間にか外出してて、「haruさん、お母さんだけど、今夜は帰りません。」なんて、高校生?って感じのメッセージが留守電に入ってたり。恋する乙女みたいでしょ?
義父といる時の千代さんを見ていると、まだ好きなんじゃないかな?っていつも思います。主人にそれを言うと、「自分のことして考えてないだろうし、それはないだろう?」って言いますがどうなんでしょうね。
その日も、食事の間ずっとそんな感じ。義父も、お酒が入ると、何気に千代さんへのボディータッチが増えます。すると、千代さんは嬉しそうに上気した顔。
普段は、「haruさん!!」ってものすごい大声なのに、隣に義父がいると、蚊の鳴くような声。
「女はいくつになっても女」ってほんとだな。(ってことは、私も、まだ女でいられてるんだろうか?ww)
あ、結局、主人がびしっと「ダメ!」って言ったので、千代さん、お酒は飲んでません。前も、こんなふうな流れで、義父の家にお泊りしたから、そのへん主人はとても慎重です。
それにしても、久しぶりの廻らないお寿司は美味しかったな。ごちそうさまでした。
期待すること、諦めること
こんばんは、haruです。前回の記事の続きになりますが、千代さんのお薬の管理(飲み方や飲む場所など)についてです。
先日の記事に書いたとおり、息子の誤飲以来、3年以上、お薬の管理については、あーでもない、こーでもないと、試行錯誤しています。
しかし、どうやっても、千代さんには理解してもらえません。
本当に理解出来ないのか、私たちの言う通りにするのが嫌なのか、千代さんの言うように、シンクで飲むのが不安なのか、実際のところは良くわかりません。
ただ、私は、原因不明のまま目を覚まさない息子に付き添っていた時間の恐怖が忘れられませんし、やはり、どうしても、そこにこだわってしまいます。
ですから、一日中、千代さんのお薬に目をひからせ、期待して裏切られ、そしてムカつく・・・、の繰り返し。
お薬に、四六時中、振り回されているんです。
なんかねー、もう、疲れた。
以前、読んだことのある本か何かで、統合失調症や双極性障害などの疾患を持つ家族に、腹が立ったり、ムカついたり、イライラしたりするのは、「期待しているから」だと書いてあった。
そうなんだよね。これくらい、普通出来るでしょ?普通はこうだよね?と、こうあるべきだとか、こうすべきだとかを、「期待」してる。
それがその通りにはいかないからムカつく。
だったら、期待しなきゃいいんだよね。(と、事あるごとに思うのだけど、すぐに忘れる(笑))
病気なのだから、「普通のこと」を期待しちゃいけない。わかってるのに、なかなか難しいことです。
もう、お薬は、どこで飲んでもらってもいいかなって思い始めています。
4歳の息子に、ちゃんと起こったことを話して、「ママは、同じことが起こると悲しいし怖い。」ってことを伝えてみようかなって。
子供って、ダメって言ったことはあんまり守れなくても、「ママのお願い」や「お手伝い」は、意外ときいてくれるものですよね。
だから、「もし、おばあちゃんのお薬が落ちていたら、すぐにママのところに持ってきてね。」ってお願いすれば、しっかりやってくれそう。任務にしちゃえば、「キリッ」っとやりそうじゃないですか?
そして、なるべく、千代さんがお薬を飲む部屋には入れないようにしよう。
そうすれば、お薬から解放される。楽になりたい。多分、諦めるってのも大事なんだ。
それでなくとも、毎日、色んなことが起こるんですから。どんどん手放していきたい。
やーめたっ!をコツコツと、ですね。
千代さんの嘘
こんばんは、haruです。前回の記事から、随分と時間が経ってしまいました。
実家から自分ちに戻って、はや二週間弱。実家に帰ってた期間が二週間でしたから、いない間の後始末に必要な時間は、いない時間とほぼイコールってことですね。
もう、ナスはお化けのように巨大化してるし、草はあちこち生えまくっているし、掃除も全くしていなかったようで、いつもの状態に戻すのが大変でした。
お風呂やトイレなんかは、帰ってすぐに子供も使うのだから、せめて、前日に掃除してほしかった。千代さんはともかく、どうして、主人も気が付かないんだろう。ほんと、男ってダメだ。
二学期に入り、息子の幼稚園も始まって、やっと落ち着いたとこ。ふぅ・・・。帰省も楽じゃないな。行きはよいよい帰りは怖い、ってやつです。
で、タイトルの通り、少し前の記事に書いたかと思うのですが、「千代さんの嘘」について、です。
これ書いちゃうと、以前、他で書いてたブログを読んでくれてた人が、偶然、ここへ来てくれてたりなんかしたら、きっとわかっちゃうと思います。あ、あのブログの人だ!って。
検索ワードに、「姑 統合失調症」「姑 介護 統合失調症 暴言」「ブログ 姑 精神疾患」などが見られますから、もしかしたら、そういう方もいらっしゃるかもしれないですよね。
そうです、あのブログの人なんです。
今、息子は年少さん、4歳です。1歳になる二ヶ月くらい前、近くに住む千代さんの姉の旦那さん(千代さんの義兄)が亡くなりました。お通夜やお葬式でバタバタした二日間を終え、ほっとした翌日のことです。
珍しく、お昼前から眠ってしまった息子。お昼を過ぎても、気持ちよさげにグーグー眠ったままで、ゆすっても、くすぐっても起きません。
大好きなおっぱいを顔に近づけたら起きるだろうと、近づけてみましたが、それでも起きない。
なんか変だ。
主人は、「眠い日もあるよ。」と言いましたが、母親の直感とでも言いますか、絶対に違う!と思い、小児科へ走ったのです。
先生や看護師さんが声をかけたりゆすったりしたけれど、それでも起きない。「ただ眠ってるだけな気がしますが、お母さんが心配なら、紹介状書きますから、大きな病院へ行きますか?」と言ってくださり、総合病院へ行きました。
,暗くなる時間までかけて、ありとあらゆる検査をしましたが、どこも異常が見られません。でも、息子は起きない。脳波は、ただ眠ってるだけのものだというけど、光にも音にも反応しない。
「身体の中にはどこも異常が見られないってことは、外部からの刺激によるものだと思うのですが、おうちで、何かそういったお薬を飲まれてる方いませんか?」と言われた。
(誤飲だ・・・。)
そういえば、二日間、バタバタしてて、掃除機をかけてませんでした。
細かく調べたわけじゃないので、眠剤だったのか、向精神薬だったのか、何を口に入れたのかわかりませんが、それ以外の原因は考えられないのです。
それから、誤飲を防止するため、というか、千代さんがお薬を下に落とさないように、万が一、落としても気が付くように、「お薬を飲む時は、台所のシンクで」と決めたのです。(シンクだと、落ちると音がして気が付くしね)
でもね、そんな簡単なことが、千代さんには出来ない。
シンク前に、スケルトンの引き出しを置いて、そこに一日分のお薬を入れてもらっているけれど、何故か、そこからは出して飲まず、茶の間で、薬局の袋から直接取り出したものを飲むんです。
本人は、シレっと、「台所で飲んでるよ。」と言うのだけれど、茶の間のサイドボードの上に、水もコップも薬のカラもあるじゃないか!だいたい、シンクの引き出しのお薬はいれっぱなしじゃん!!
それを指摘すると、引き出しのお薬を、毎日、新しい違うものに入れ替えるようになりました。お昼すぎに、一気に、全ての引き出しのお薬を総入れ替え。そこで飲んでないし!
気が付かないと思っているのか、堂々と、「台所で飲んで飲んでるよ。」と嘘をつく。何度言っても、嘘をつく。
受診の時に先生に怒られると、「台所で飲むと、確認出来なくて不安だから・・・。」などとわけのわからない言い訳をして、茶の間で飲んでることを認めるけれど、その、受診から帰ると、やはり、シンクでは飲まずに、茶の間で飲む。先生に怒られても変わらないんです。
「それくらいのこと」、くらいに思っているのか、言ってることそのものが理解出来ないのか・・・。
誤飲と言ったら、病院や施設で起これば、大変な事故です。どうして、ちゃんとしてくれないんだろう。
というか、こんな大事なことで嘘をつくのだから、他、なーんにも信じられないよね。不信感でいっぱいです。私、ナメられてんの?
息子も、あの時とは違ってもう4歳。言えばわかるかもしれない。
でも、お薬のシートのような形状のラムネ菓子やチョコレート、子供って好きでしょ?息子も大好き。落ちてたら、パクッっと口に入れてしまう恐れは、まだ大いにある。
お風呂に入ってて、ボディーソープの泡が美味しそうだったからと、つい舐めてしまったりもしますしね。4歳っていったら、まだそんなもん。
今日も、受診で先生に言われたのに、引き出しに入れっぱなし。きっと、明日の昼、飲んだふりして総入れ替えするんだ。
ほんとやめてほしい。三年もかかって、何にも変わらない、変えられないでいて、私の愚痴におろおろする主人にもむかつく。
あーーーーーーーー。叫びたい気分だ。
家族ってなんだろう
こんにちは、haruです。
母は、ディーン・フジオカさんの大ファン。見逃したNHKのドラマ、「喧騒の街、静かな海」で主演をしていて、それを観たいと言うので、動画サイトから見つけ出し、二人で観ました。
精神疾患を抱えた母親の死、息子の心の葛藤、家族の在り方などが描かれていて、なんだか、主人と重なる部分(*もちろん、見た目ではありません)もあり、私は、観るの2回目だったんだけど、それでもグッととくるものがありました。
そのドラマの中のセリフの一つが、最初に観た時も今回、ずどーんと重く心に残りました。
「家族は、支えにもなるけど、足枷にもなる。自分を犠牲にするか、逃げるか。どちらかになりがちだ。」
自分の気持ち一つでどちらにでもなるのかもしれないが、支える家族とって、これほどしっくりくる表現はないんじゃなか?って思う。
義母と母
こんばんは、haruです。
今、息子と実家に帰省しています。お盆だからってのもありますが、実家の母に食道癌が見つかり、検査やらなんやらで、ちょっと早めの8月7日に帰りました。
実は、ここ3ヶ月くらい、母の体調が良くありませんでした。一緒に住んでいる甥っ子が、マイコプラズマ肺炎に罹患したりしてたので、大人だけどうつったのかなー程度に思っていたのです。
肺炎や癌を含め、色々と検査をしました。だけど、何にも引っかからない。
食道びらんだとか、腎炎じゃないかとか、風邪をこじらせたんじゃないかとかで、そんな感じのお薬や点滴をしたりしてましたが、良くなったり悪くなったりを繰り返すだけ。
そんな中、たまたま町のホームドクターのところで自治体の健康診断を受けました。
そして、また、たまたま、そこの先生が大きな病院にも、二重に診てもらう方で、「ちょっと怪しいんじゃないか?」と言われ、3度目の病理に出すことになりました。
組織を採る場所の微妙な違いによって、診断は大きく変わるんですね。
食道癌。
まだ、検査途中なので、16日の最終検査が終わるまでは、今後の治療についても見通しが立ちません。
千代さんの状態も、全然、良いとは言えないのに、主人に丸投げしてきてしまいました。だって、そりゃ、実の母親だもん。心配に決まってます。
良いのか悪いのか、ネットで簡単に病気のことを調べられる時代です。
検索してみると、食道癌については、あんまりいいこと書いてなかったし、居ても立っても居られなかった。
(両親は、そうやって調べることをしない世代なので、かえって良かった。ほっ・・・。)
いいよね。他人に千代さんを押し付けてきたわけじゃない。主人は、実の息子なんだ。少しだけ、二人で頑張ってもらおう。
畑の夏野菜が巨大化していないか、草がボーボーに生えていないか、ゴミ出しがちゃんと出来ているか、掃除をしていないだろうから、帰ったらくしゃみが止まらないだろうなとか、たくさん心配はあるのだけれど、今は、考えないでおこう。
というわけで、もう少し、実家でゆっくりしていきます。
久しぶりの西日本。久しぶりの海。美味しいお魚。やっぱ、実家はいいね。