いかにして、統合失調症の姑とうまく関わるか

統合失調症の姑との毎日を綴ります。(*2016.4.4~の入院では、双極性障害と診断されました)

千代さん、美容院へ行く

こんばんは、haruです。昨年末、声かけしても「なーんか行く気になれない。」と言って、なかなか行こうとしなかった美容院。昨日は、「美容院まで送ってくれない?」と、やはり軽躁気味だからか、自ら行く気になった様子。

 

いつも、カット・パーマ・カラーをしてくるため、朝行けばお昼までかかります。そのつもりでいると、ずいぶん早い時間に「お母さん、終わりましたよー。」と美容院から電話。

 

なんでも、「頭皮がかぶれているから、カットとパーマだけで、カラーはしませんでした。」とのこと。「お母さんは、入院してた時のシャンプーがなくなって違うものを使い出したからかぶれたと言ってますけど・・・。」という話でした。でもね、入院時に使ってたのは、家で使ってるものと同じ。空のボトルを買ってきて、それに同じものを詰めて持って行ったのですから。

 

だけど、千代さんは、一度こうだと思ったら、なかなか思考の修正が出来ません。シャンプーが変わったからだと言い張ります。

 

 

というか、ここんとこずっと、髪を洗ってもドライヤーで乾かさないでしょ。毎日シャワーや入浴をしてても、洗髪は4日に一度程度。洗ったら、忘れないように、カレンダーにシャンプーと書いてあるからすぐわかる(笑)

 

なんかね、本かテレビで「歳をとったら毎日髪を洗っちゃいけない」って言ってたそうで、それを忠実に守っているらしい。

 

それについては、記録にも書いて主治医に渡していますし(フケと臭いがすごかったから)、私からも「お風呂に入るなら絶対に髪を洗う。洗ったらちゃんと乾かす。洗いたくないならお風呂には入らない方がいいよ。」と何度も何度も言ってきたのですが、「そうかー。」と返事はするけれど、まったく聞き入れる気はないようで、そのままずっと変わらずでした。

 

しかも、濡れた髪のまま枕に頭をつけて眠ってしまうというね。

 

 

千代さん、かぶれはそのせいだと思うよ。

 

 

 

 昨日の今日なのに、今日もドライヤーの音は聞こえませんでした。「髪乾かした?」って、わざとらしく聞いてみたら「ちょっとだけ。」との返事。「ちゃんと乾かさないとかぶれは治らないよ。」と声かけして、ドライヤーをかけてもらいました。

 

だけど、夜、私と息子がお風呂に入ったあと、お風呂の掃除をしていて排水溝のゴミを取ってみると、千代さんの髪はほとんどない!!

 

洗ってないじゃん。

 

 

だからー、髪を洗わないならお風呂には入らない方がいいんだってば!!

 

伝わらないなぁ・・・。

千代さんと豊田さん

こんにちは、haruです。普段、政治や宗教などの記事は書かないのですが、昨日、今日と時の人となってる豊田真由子さんの騒動について。政治の話とはちょっと違うけどね。

 

一昨日の夜、初めて今回の騒動の音声を、主人と一緒に聞きました。激昂具合、口調や言葉の選び方、自分の言ってる内容で、さらに自身の感情を高ぶらせていく様子、声、全てが千代さんの激躁の時にそっくりでした。なので、「ねえ、おかあさんの入院前にそっくりだよね。」と言いながら二人で苦笑い。

 

千代さんの時は、一日二時間程度の睡眠で、それ以外の時間ずっとあんな感じの状態。それが二週間以上続きました。声がガラガラになり、かすれて出なくなっていったけど、それでも出ないなりの声を絞り出して暴言を続けてる感じ。それはもう、痛々しいくらいのものでした。以前も記事に書きましたが、童話「赤い靴」の女の子状態。

 

薬を調整しながら、一週間に一度の通院を続けましたが悪化する一方で、それでも、なかなか入院はさせてもらえず・・・。もうこれしかない!と、豊田さんの秘書さんのようにICレコーダーで暴言や暴れている様子を録音し、それを主治医に聞いてもらい、家族も眠れないんだと訴えて、やっとやっと入院させてもらえたのでした。たくさんの記録より、ちょっとの音声の方が有効だったんですね。

 

 

豊田さんは、千代さんのように妄想や幻聴からくる暴言ではないですが・・・でも、でもね・・・。

 

もちろん前後関係が分からないし、切り取られた情報ですから何とも言えないけれど、あれは完全に暴言だし、人としてどうなんだ?ってこと言ってましたよね。暴力もあったようですし、フォロー出来るところがない。自分より弱い立場の人相手にあれはいけない。

 

 

千代さんも、自分より弱い立場(と本人が思っている)相手にしか、暴言を吐くことはないです。私や主人には暴言三昧ですが、そんな状態でも、自分の姉や別れた夫(義父)には、暴言どころか猫なで声で話をします。子供が親に甘えるような声で話すのです。相手を見て、使い分けてるんですよね。激躁の真っ只中でも、そういうことは出来るんです。不思議だよね。

 

豊田さんはわかんないけれど、千代さんの場合は、だから病気なんだよってことなんだろうけれど。

 

 

 

うーん、どっちかって言うと、豊田さんは義兄の方にもっと似てるのかもなぁ。超超高学歴で、社会的地位も高い人だけれど、自分の立場が危うくなるようなことを言われたりすると、あんな感じで激昂します。普段は頭の良い方なのに、何言ってんだ?ってことを並べて責め立ててきたり、論点をすり替えてきたり、不安を煽るようなことを言ってきたりします。似てるよね。

 

 

テレビで誰かが言ってたけれど、こういう人は、意外とどこにでもいるんですね。近い距離にいる人はほんと大変。音声で聞くと良く分かると思います。ほんとに大変なんです。家にずっとあんなふうな人がいるって想像してみてください。こっちがおかしくなります。

 

 

豊田さんは、入院したそうですね。どんな状況、状態でそうなったのか分かんないけど、とりあえず、プロの手(医療)に委ねることが出来て良かったですね。政治家あるある的な入院かもだけど、周囲の人たちみんなのために良かったと思います。

じゃがいも掘り

こんばんは、haruです。梅雨だというのに、夏のような暑さでした。参観日の代休だった今日、息子と公園で遊んできましたが、気温が高いせいで遊具が熱くなっており、滑り台などは全然使えず、ベンチでお茶を飲んだだけで帰ってきました(汗)

 

 

ここらへんは、最近、暑い日が多いですね。そろそろじゃがいもの収穫をしなくちゃいけない。でも、まだ葉っぱも茎も緑色で元気だし、もう少し、あと10日くらい待とうかなって思ってました。

 

ところが、千代さんがウズウズしてる。

 

ここ数年、この時期は入院していたため、じゃがいもなんか気にならなかったのでしょうが、今年はなにしろ家にいます。気になって気になって仕方がなかったみたい。

 

数日前、「ねーちゃん、千代だけど、じゃがいもはいつ掘るん?」と、近くに住む姉のところに電話してた。すっごいすっごい大きな声で。声が大きくなると、千代さんは躁よりです。なんかちょっと危ないなーとは感じてました。

 

先週の金曜日には、買い物に行こうとする私に「haruさん、ゴム手袋買ってきて。」と言ってきた。「草むしりするん?」と聞くと、「しない。(キッパリ) じゃがいも掘るのに使うから。」とのことだったのだけど、まさか、そんなにすぐにするとは思ってなくて・・・。準備しとかないと不安だから、早めに用意するんだろうくらいに思っていました。

 

ところが・・・、掘っちゃいましたよ、千代さん。

 

 

我慢出来なかったようです。土曜日の午前中、一人で、畑ひとさく分ぜーんぶ、掘っちゃいました。さらに、抜いた後の葉や茎も全部、今朝早く、可燃ごみに出したみたい。結構な量あったと思うんだけど、よく持って行ったなぁ。もしかしたら、車運転して行ったのか?普段、ゴミ出しなんか全然しないのに。やはり、このパワーは躁なの?我慢出来ないのも躁あるあるだ。

 

 

しかし困ったな。6月下旬に掘る予定でしたからね・・・。大きくなってるものはわずか。細かいものばっかじゃん。

 

そして何より、じゃがいも掘りを楽しみにしていた息子がねぇ。

 

大ショック!!(そりゃそうだ)

 

「おばあちゃんに、芋を畑に戻してもらって。」と大泣きです。

 

ポテトチップスを作ろう!と言ってなんとか誤魔化しましたが、うまく出来るか心配だ(;´・ω・)

認定調査の結果と近況

こんばんは、haruです。パソコンがクラッシュして修理に出していたため、しばらく更新出来ずでした。スマホタブレットだと、みなさんのブログを読むことは出来るのに、自分の記事を書けないあたり、あぁ・・・、私もそういった年代なのだなと、ちょっと自分の年齢を感じました。

 

 

えーっと、先ず、先日行われた認定調査の結果が来ましたので、その報告から。

 

要介護1

 

昨年は要支援1。主治医の意見書や、添付した普段の記録(前回より細かく、症状や、それにより困ることを書きました)などが、去年より加味されたのかな?という感じ。千代さんの状態は去年とは全く変化ありませんし、そういうところで変わるようです。多分。

 

もしかすると、保健センター、市役所、社会福祉協議会、地域包括、いくつかの居宅支援事務所等、いろんな所へ行って「助けてください!」と訴えたから、めんどくさい家族だと思われたのかな?まあでも、そういうのも大事なことだよね。

 

介護度が上がらないと悩んでいるご家族がいましたら、諦めず頑張ってみてくださいね!何も言わないでいると、何とかなっているんだと思われちゃいます。

 

いずれにせよ、ようやく支援らしい支援を受けられることになりそうです。

 

デイサービスだと、週に3回くらいはオッケーになるだろう。ショートステイも使える。上限は17万くらいかな。

 

のんびりな丑年の主人を動かすことと、千代さんの気持ちを動かすこと。ここをクリアしなければいけないので、作戦を練らなくてはいけません。この二人には、「めんどくさい私」は通用しませんもんね。悩むところです。

 

 

さて、近況というか、流行りに乗っかって、映画「昼顔」を観てきました。公園で、主人が息子を遊ばせている2時間ほどの間に。※あ、不倫願望があるわけではありません

 

もともと、ドラマ「昼顔」が放映されていた時は、一度も観たことありませんでした。大人気のドラマだということも、斎藤工さんという俳優がいることも知らなかったのです。

 

そのドラマ終了後くらいかな。当時2歳くらいの息子とスーパーで買い物をしていた時、全く知らない、同じ2歳くらいの子供を連れたご夫婦(旦那さんの方)に声を掛けられました。

 

旦那さん「息子さん、斎藤工にそっくりですねー。言われませんか?昼顔の斎藤工。知りません?イケメンになりそうだよね?」

奥さん「うんうん!」

 てなやり取りを目の前でされてました。

 

へーそうなんだーと、帰ってすぐ「昼顔 さいとうたくみ」でググってみた。それが私の、「昼顔」と「斎藤工」との出会いです。

 

なるほど。これって似てるのか?

 

なんてたって、その時息子は2歳児。正直、よくわかんないよね。なんだけど、女って、いや、私って単純。似てるねって言われると、テレビで探すようになり、いつの間にかファンになり・・・。

 

さらには、NHKのドラマ(原田知世さんと共演したやつ)に出演してた時、エンディングやなんかで何度も出てくるロケ地が、私の母の地元だったという偶然。

 

特徴のある海や岩や小さな島。そこ、私が子供のころ、毎年夏休みにいとこたちと遊んだ、とっても懐かしい場所だったんです。(おばあちゃんに聞いたら、芸能人がいっぱい来たって喜んでました(笑))

 

なんだろうね。人って、「偶然」とか「同じ」を見つけると好きになる。

 

ファン→大ファン

 

そんな流れがあり、ドラマ「昼顔」も再放送でしっかりと観て、今回の映画を観に行ってきたのです。

 

まだ公開して間もないのでネタバレはしません。が、今は喪失感でいっぱいとだけ言わせてください。日曜日に観たのですが、まだ気持ちが持っていかれたままです。

 

 

 

現在、5歳児になった息子。そうね、ちょっと似てるみたいです。でも、パパ似と言われるのに、主人の顔からは斎藤工の「さ」の字も見つけられず・・・。

 

あーーーっ、見つけた!!北野先生(斎藤工の役名)と眼鏡だけ似てるっ!眼鏡だけね。(* ´艸`)クスクス

レッドライン

こんばんは、haruです。主人は、教育関係の仕事で自営。終わるのは、遅いと23時半くらい。早くても22時。なので、家に帰ると0時前後です。そこから、軽めの食事をとって、寝るのはいつも深夜2時過ぎ。ですから、私も主人も4時間程度しか眠れません。

 

なのになのに、昨日の明け方、4時半くらいかな。ガタガタと音がして、千代さんのタンス部屋の電気が点くのがわかりました。

 

あー・・・、また失禁だ。「夜間はパッドした方がいいよ。」って言っておいたのに、きっとしなかったんだ。さっき寝たばっかなのになぁ・・・と、眠い目をやっとやっと開けて起きました。

 

廊下に出た瞬間、強い便臭。さすがに眠いのも吹っ飛びました。部屋を覗くと、お尻にべったり便を付けた千代さんがパンツを穿き替えようとしている!!

 

 「ちょっと待ったー!!!」と言い残し、息子のおしりふきを持ってきました。ざざっと汚れを落として、温かいタオルで清拭。横に落ちてた便の付着したパンツや、汚れを拭き取ったおしりふきをゴミ袋にまとめてポイッ!

 

さて、もうひと眠りしようかなと思ったら、タンス部屋から、脱いだズボンとズボン下を持った千代さんが、それらをそのまま洗濯機に入れようとしてるし(汗)

 

またまた「ちょっと待ったー!!!それ、汚れてない?」と確認したら、「うん、汚れてるから洗う。」だって。

 

最初から、下洗いする気無しじゃん。それならいっそ捨てちゃってほしい。

 

 

 

去年、薬の副作用で、一日中、ずっと出っ放しって感じの尿失禁が続き入院しました。薬の調整すると、完全にというわけじゃないけど、ほぼほぼ尿失禁は消失しました。したはずだったんだけど、最近は頻回だな。

 

今回も薬のせい?認知症が進んだのかな?去年とは、なんかちょっと違う気がするけど、調べてみないとわかんないよね。便失禁も増えたし。

 

 

とりあえず、疲れた。

 

 「こんなのが続くと、さすがに私も疲れる。トランプさんじゃないけど、レッドライン(入所する時期)を設けてね。そこは、他人の私が決められることじゃないでしょ。お義兄ちゃんに相談してくれないかな。看る気がないのならこっちで決めるって言わないと、後になって、こうするつもりだったあーするつもりだったとか言われるよ。」と主人に言いました。

 

が、「三人(主人と私と息子)で出ていけばいい。(千代さん)一人でなんとかすればいいんだ。」「食べさせたり飲ませたりしなきゃいい。(失禁するから)」とこんなです。ほんと、男ってなんなんだろう。あなたの母親でしょう?と言いたくなる。

 

義兄なんて、ここ数年連絡すらない。4年ほど前に「お母さんの家に住まわせてもらってるんだから感謝しろ。」って言われたあの日から、一切連絡なしです。だいたい、感謝しろって言う人が、ただの一度も「ありがとう。」と言わないのだから、ちょっとおかしいよね。

 

 

実際に介護している人は、なかなかレッドラインを決められません。自分の頑張りが足りないんだとか、まだまだ、もう少し頑張れるはずとか、そうやって見えないゴールへと突き進もうとします。だから、誰かにストップかけてもらうことって、とても大事だと思うんですけどね。

 

ってか、自分達の母親や父親のことくらい、ちゃんと考えて何とかしろ!って感じ。私には、協力義務しかないのだから。

尊厳とか自立とか自分らしく生きるとか

こんにちは、haruです。テレビで、蛍鑑賞の話題が出てました。もうそんな時期なんですね。私が生まれ育った地域では、「蛍調査」なるものがあり、子供会で地元の川や用水路なんかを散策、生息調査し、それを市がまとめて「蛍マップ」を作っていました。懐かしいな。

 

 

さて、千代さんですが、また尿失禁が出てきました。もしかすると、私が知らなかっただけで、ずっと続いていたのかもしれません。

 

昨夜、お風呂からあがって、息子にパジャマを着せ、自分の髪にドライヤーをかけようと脱衣所へ向かっていた時、トイレから出てきた千代さんが、何やらバタバタしていました。

 

あー、また便失禁かなぁと思いながら部屋を覗くと、下着衣を更衣してる千代さん。

 

「汚れちゃった?」と聞くと、「おしっこが出ちゃってて。」とのこと。

 

「脱いだ下着は?」と尋ねたら、「あっちの部屋に置いてきた。」(千代さんのタンスや、その他つるしの服を置いてある部屋)と指差しました。

 

その部屋へ見に行くと、洗濯して干したものを取り込み、それをたたんだように、それはそれは綺麗にビシッとたたんで、積み重ねて置いてありました。そこは、いつも千代さんが、次の日の着替えをたたんで置いてある場所。汚れたものと言われなければ、確実に次の日に着るものだと思って、気にも留めなかったでしょう。

 

もしも、私と息子、二人がお風呂に入っている時だったら、絶対にそのまま、次の日の着替えとしてそこに置いてあったはずです。

 

そのままそれを着替えにすることはないでしょうが、下洗いなしで洗濯機に入れていたはず。(洗濯だけは、千代さん、自分の分は自分でします。乾燥までしてくれるドラム缶型のやつですから、スイッチオンだけですもん。それくらいやってもらわないとね。)

  

前にも、尿汚染した下着をそのまま洗濯機に入れられたことあったなぁ、うちには、洗濯機一台しかないですし、それは嫌だ。違うラインで洗っていても嫌だ。

 

だから、なるべく気が付くよう、音や動きに敏感でいるようにしています。下着の下洗いやハイター浸けをしたいし、家が便で汚れるのは嫌だもんね。

 

なんだけど、頻繁に便失禁があって下のお世話をしたり、尿失禁後の処理をしていると、なんていうか、「自分って、なんて価値のない人間なんだろう。」って気持ちになる。まず、「ありがとう。」とは言われませんから。

 

大前提として、過去に人格を否定することを、何度も激しく暴言として受けたり、嫌なことをされたりしたってことがある。更に、普段の尊大な態度があり・・・。それでも身の回りのお世話はしなきゃいけない。そりゃ、私って?ってなるよね。

 

尿失禁一回で、パンツ、短いズボン下、長いズボン下、スウェットのズボンの四枚が汚染されます。これを手洗いしていって、バケツのハイター液に浸けます。そうやってる間に、千代さんの部屋の電気は消え眠ってしまい、早く寝かしつけたい息子はほったらかしになっているっていうね。こんなんでいいのか?

 

 

介護保険法に「尊厳を保持し、その有する能力に応じ自立した日常生活を営むことができるよう・・・。」という文言があります。

 

・要介護度の維持や改善

・ADL、IADLの自立→QOLの向上

・選択権の尊重→自己決定

 

 これらを保持、尊重しようと頑張ると、支える家族のそれ(尊厳やQOL)は保持しにくいし、選択権もあったもんじゃない。

 

だけど、家族にだって保持されるべき尊厳はあるし、自分らしく生きる権利だってあるはずです。あるはずなんだけど、そんなものはない現実。

 

 こんな矛盾というか、どうにもならないことが、いつも頭の中でうにょうにょしています。

 

 

もちろん、介護は私のほんの一部であって、大切にしてくれる主人や可愛い子供、大切な友人、心配してくれている両親など、幸せな「他の部分」もたくさんあるわけだから、トータル幸せ寄りだって思わなくちゃいけないのかな。みんな、そうやって意識をシフトして「足るを知る」ことが出来てるんだろうか。

 

主人は、「そういうのは、色々勉強していくと楽になるから勉強しな。」って言うけれど、本当にそうなの?いったい何をどんだけ勉強すればいいんだろうね。

ワンオペレーション

こんばんは、haruです。最近、ネットで「ワンオペ育児」という言葉を知りました。若いころ、某ハンバーガーチェーン店で働いていたことがあるので、「ワンオペレーション」という言葉自体は知っていましたが、それが育児とくっついちゃうなんて、ピコ太郎もびっくりですよね。

 

www.huffingtonpost.jp

 

なるほどなぁ。動画も観てみましょう。

 

 

 

ムーニーから、はじめて子育てするママヘ贈る歌。 「moms don’t cry」(song by 植村花菜)

 

 

うちもこんな感じでしたね。立ち合い出産こそしましたが、主人が仕事から帰るのは、いつも23時過ぎ。完全にワンオペでした。

 

しかも、里帰りから戻って一ヶ月後、息子が生後三か月の時に、激躁で入院していた千代さんが、廃人のようになって退院してきましたからね。

 

ワンオペ育児+ワンオペ介護です。

 

当然、生後三か月の息子は手がかかります。廃人のような千代さんも、自分で出来ることはほぼありません。

 

おまけに、入院する前の躁状態の千代さんには、病気とはいえ、人としてそこまで言っちゃいかんだろ?ってくらいのことを言われたりされたりしていて、それなのにその人のお世話をしなくちゃいけない。

 

無茶苦茶ムカつく気持ちと、病気なんだから仕方ないって思わなきゃいけないという気持ちとが入り混じり、常にストレスフルでした。(この気持ちはずっと消えない未熟者な私)

 

 

ほんと、人生で一番辛い時期だったと思います。

 

なので、動画を観ても批判的な気持ちは全くなく、「自分、頑張ったな。」と泣けた泣けた。もちろん、懐かしいなとか、子供って愛おしいなとかいう気持ちもあってです。

 

それに、主人にやってもらうとかえって二度手間になることを予想し、自分自身で選んだワンオペでもありますしね。(子育てに限っては、です)

 

 

で、現在。

 

金曜日、親子遠足でした。朝、5時に起きて、お弁当と千代さんのお昼ご飯作り。朝ご飯も一緒に作り、息子に食べさせてから自分の身支度。

 

そろそろ8時だって頃、千代さんがトイレから出てこないことに気が付きました。

 

こういう時の嫌な予感って的中しますね。やはり、便失禁でした。急いで清拭や汚染した下着の処理、更衣をしていると、今度は「ママ、うんち~。」と息子。

 

 

マジで???なぜにいつも連動する?

 

おまけに、サイドボードの下から、もう一枚、汚れた下着を出してきた千代さん!!!あーん、もうっ!!しっちゃかめっちゃじゃないの。

 

 

やっぱ、未だにワンオペらしい。

 

介護も育児のように、いつかは「その時間が宝物になる」のだろうか?

 

 

 

 

※あ、それでも、なんとか集合時間ギリギリで間に合いました。早め行動のせっかちで良かった(笑)