精神疾患を持つ人を支える家族の声
藤圭子さんが、自ら命を絶ってから、どれくらい経つのでしょうか。なんだか、ずいぶん昔のような気がします。
当時は、色々と騒がれ、精神疾患について報道されたりしていましたが、もう、そんなこともなくなりました。というか、どちらかというと、この手の話はタブーになっているような気さえします。
上のリンク先にも書かれていますが、精神疾患を持つ方を擁護するような声や運動は多いです。色んなところで目にしたり聞こえてきたりします。しかし、支える家族の声は、あんまり取り上げられることはありません。
こういった病気は、本人には病識がない、もしくは、あっても意識が薄いことが多く、家族の抱える負担やストレスは大きいです。
妄想対象や暴力、暴言の対象が、家族に向けられることもよくあります。
私も、もともと、可愛い息子を盗った憎い嫁ですからね。どれだけ一生懸命身の回りのことをケアしていても、そういった対象になるのです。
「こんな女」と言われ、ありもしないことばかりをでっちあげ罵られたり、不貞を疑われ発狂されたり(勝手な妄想です)、今思い出しても涙が出るくらい悔しい思いをしました(詳細はまた今度)。
言葉の刃って、心のかなり深いとこまで刺さります。しかも、その傷は癒えることありません。むしろ、記憶を反芻し、怒りも悲しみも悔しさも強くなります。
そういう、自分の中で消化出来ない思いを抱えたまま、家族はケアを続けます。
暴言や暴力がない時は健常者と同じか?と言うと、見た目は分かりづらいですが、やはり全然違うのです。こればっかりは、一緒に暮らしてみないとわかんないと思います。