いかにして、統合失調症の姑とうまく関わるか

統合失調症の姑との毎日を綴ります。(*2016.4.4~の入院では、双極性障害と診断されました)

精神疾患を持つ人を支える家族の声

bylines.news.yahoo.co.jp

 

藤圭子さんが、自ら命を絶ってから、どれくらい経つのでしょうか。なんだか、ずいぶん昔のような気がします。

 

当時は、色々と騒がれ、精神疾患について報道されたりしていましたが、もう、そんなこともなくなりました。というか、どちらかというと、この手の話はタブーになっているような気さえします。

 

上のリンク先にも書かれていますが、精神疾患を持つ方を擁護するような声や運動は多いです。色んなところで目にしたり聞こえてきたりします。しかし、支える家族の声は、あんまり取り上げられることはありません。

 

こういった病気は、本人には病識がない、もしくは、あっても意識が薄いことが多く、家族の抱える負担やストレスは大きいです。

 

妄想対象や暴力、暴言の対象が、家族に向けられることもよくあります。

 

私も、もともと、可愛い息子を盗った憎い嫁ですからね。どれだけ一生懸命身の回りのことをケアしていても、そういった対象になるのです。

 

「こんな女」と言われ、ありもしないことばかりをでっちあげ罵られたり、不貞を疑われ発狂されたり(勝手な妄想です)、今思い出しても涙が出るくらい悔しい思いをしました(詳細はまた今度)。

 

言葉の刃って、心のかなり深いとこまで刺さります。しかも、その傷は癒えることありません。むしろ、記憶を反芻し、怒りも悲しみも悔しさも強くなります。

 

そういう、自分の中で消化出来ない思いを抱えたまま、家族はケアを続けます。

 

暴言や暴力がない時は健常者と同じか?と言うと、見た目は分かりづらいですが、やはり全然違うのです。こればっかりは、一緒に暮らしてみないとわかんないと思います。

 

違うから、障害者手帳を持ち、障害者年金を受給しているのです。
 
差別はいけないと、ネットなどで叩かれたりしてるのを目にしたりします。でもね、だからって、このように区別された中で守られ、生きている人を、自分の身体や心を傷つけてまで、家族はケアし続けなければいけないの?という疑問。
 
私たち家族の声は誰が聞いてくれるのですか?誰が守ってくれるのですか?行政は頼りになりません(たらい回しにあっただけ)。信じられるのも、守ることが出来るのも、自分自身だけです。
 
病気を抱える本人ももちろん辛いけど、家族だって辛いんだー!!