いかにして、統合失調症の姑とうまく関わるか

統合失調症の姑との毎日を綴ります。(*2016.4.4~の入院では、双極性障害と診断されました)

千代さん、退院しました

こんばんは、haruです。いきなり寒くなりましたね。ホットカーペットや毛布を出したりと、少しずつ冬支度です。

 

 

さて、千代さんですが、タイトルどおり、金曜日に退院しました。なんだけど、土曜日に息子の幼稚園の運動会があり、予備日が日曜日となっていたため、病院からそのまま二泊三日のショートステイへ。なので、今、ショートステイ真っ最中です。(楽しんでいるといいな)

 

 

入院中の約三週間、ほんと、色々ありました。もう疲れた。

 

この6年間、「何で私だけが?」という疑問を抱えながら、だけど、そこを深く追及する気力はなく、日々を無事に終わらせることにいっぱいいっぱい。ただ私の時間だけが奪われる形で過ぎていきました。どこかで、これでいいんだと思うようにもしてた気がします。

 

だけどね、今回の入院前、あまりにも千代さんの状態が悪すぎたこと。

そのせいで、息子にずいぶん我慢させてしまったこと。

私の体調が悪くなったこと。(低音軟調が復活したり、めまいが頻回になった)

やっぱり義兄に常識は通用しないこと。

主人は、義兄には何にも言えないこと。

 

私の「何で私だけ?」がムクムクと大きくなっていき、大げさじゃなく、毎日が「話し合い」という名の夫婦喧嘩でした。(ごめんよ息子)

 

 

 

先日のカンファレンスで義兄と主人が話し合うことになるだろうと思っていたので、私なりに、「何で私だけ?」の議論をするための前提条件を用意しました。

 

民法877条「直系血族及び兄弟姉妹は、互いに浮揚をする義務がある」

民法752条「夫婦は同居し、互いに協力し扶助しなければならない」(内縁関係でも、権利と同様に義務もある)

・親の扶養義務はその子供全員にあり、兄弟姉妹の内で誰が親の介護をするかは、話し合いで決めるべき問題。もし、話し合いが紛糾すれば、家庭裁判所に調停あるいわ審判を求めることになる。各人の経済状況や家庭環境を考慮した上で、介護負担割合を決めていくのが通常のやり方で、扶養に具体的な方法も決めてもらうことが出来る。

・刑法218条「親が独力で生きていけないことを知っていながらその保護を怠ると、懲役3か月以上5年以下の刑事罰に問われる」

 

 

今さらだけど、「親の介護は基本実子主体で行う」のが今の普通なのだ。どうして、こんなシンプルなことが理解してもらえないんだろう。

 

別に、実際に自分の手を使って介護するだけが道じゃない。自分達で相談して、自分達の生活が壊れない方法で、親が生きていける策を探せばいいだけなのに。

 

 

 

結局、義兄は何にもしません。カンファレンスには来たけれど、一言も話すことなく、終始部外者で通した感じ。

内縁の女性は来なかった。(いつも引っ付いているくせに、今回は、敢えて連れて来なかったのだろう。ずるいなとは思うけれど、大事な人を巻き込みたくないということなのだろうから、その部分に関しては、主人より一枚うわてだと思った)

 

で、「すぐに帰らなきゃいけない。」らしく、カンファレンスの後、すぐに帰ってしまいました。主人と義兄が話をしたのは、駅まで送っていく1時間弱ほどの僅かな時間だけ。そんなんで、何が決められるというのだろう。

 

帰る間際、「周りの大人のせいで、息子にはたくさん我慢させているのだから、この子だけにはしわ寄せが行かないよう、ちゃんと二人で話し合って下さい。」とだけ、義兄に伝えました。

 

 

だけど、明日にはうちに戻ってくる千代さん。なんなんだ?

 

「支援が入るよ。ショートステイに行ったんだから、少しずつ状況は変わってるでしょ。」と主人は言うけれど、その支援って、別に義兄と話し合わなくても入れることが決まってたものだよね?意味わかんない。

 

 

義兄も主人も、幼少期からの怒りを抱えたまま大人になっているため、親の介護はしたくない。だけど、捨てることも出来ない。だって、良心が咎めるんだもんね。

 

それはちょっとだけ理解出来るけれど、だからといって、後ろめたい気持ちから逃れるために私を利用するのは違うと思う。

 

100歩譲ってそこをアリだとしたとしても、だったら然るべき態度というものがあって当たり前なんじゃないの?

 

数年ぶりに会った義兄の口からは、「ありがとう」も「お願いします」もありませんでした。

 

あ、千代さん本人も、何度洗濯物を取りに行ったって、洗ったものを持っていったって、「ありがとう」とは一度も言わなかった。

 

二人、そっくりじゃない?

 

 

5年前、義兄に「親の老後や介護についてどう考えてるのか?」を聞いた時、千代さんそっくりに激高した。その時に抱いた疑念は、先日会って感じたこと、わかったことによって、ほぼほぼ確信に変わりました。

 

 

やっかいな相手だな。

 

 

さあ、また明日から始まる千代さんの介護。最後の抵抗じゃないけど、今、この記事は、近くのホテルから更新しています。とにかく、あの家から離れたかった。

 

幸い、息子も明日は運動会の代休。今夜一泊、息子と二人、プチ贅沢を満喫しよう。

 

千代さんの退院を伝えた時に「うん、わかってるよ。僕、ちゃんと待っていられるから。」と言わせてしまった不甲斐ない親から息子へ、せめてもの償いです。