いかにして、統合失調症の姑とうまく関わるか

統合失調症の姑との毎日を綴ります。(*2016.4.4~の入院では、双極性障害と診断されました)

軽躁な千代さんにズキッ

こんにちは、haruです。昨日、ケアマネジャーとの契約を無事終えました。その様子をちょっと報告です。

 

 

先ず、地域包括のAさんが先にみえました。茶の間に入ってもらい、まだ座るか座らないかって時です。

 

「デイサービスに行きたいんです!!デイサービスに行きたい!!!」と叫んだ千代さん。Aさん、取って食べられちゃうんじゃ?ぐらいにびっくりしたことでしょう(苦笑)

 

Aさんは、前にも何度かいらしてるので、以前は「どこにも行かない。家にいたい。」と言っていた千代さんを知っています。なので、今年もそう言われるのだろうくらいに思っていたはず。「あ、あ、あ・・・、そうなんですね。」と引きつった笑顔で答えてました。

 

「デイと言っても、リハビリが出来る系、楽しい系と色々ありますが、千代さんはどっちのタイプがいいですか?」と聞かれ・・・、

 

「どっちも!!!どっちも出来るところがいいですっ!!!」だって。もうね、目はランランギラギラしてるし、完全に躁へ上がってる表情です。

 

やばい。

 

 

 

そんな時、ケアマネのKさんがやってきました。その方は初対面でしたが、千代さん、全然そんなことは気にせず、いや、緊張しすぎてそうなってるのか?全く同じように、上がりテンションのままで話しかけます。

 

元看護師のケアマネさんだそうですが、その事業所は特定疾患の利用者さんはいるけれど、精神疾患の方は今までいないとのことだったので、あのテンションでグイグイ来たことには、かなり驚かれただろうなと思います。

 

 

 

 

でね、話を詰めていく中で、千代さんがボソッと、デイに行こうと思った理由を言ったのです。

 

「この部屋にずーっといると、頭がどうにかなっちゃいそうで。」って。

 

 

なんかちょっとズキッ。

 

 

 

家族のみんなとは、どうしても必要なことしか話をしない。同居してても孤食。息子(主人)に話しかけると露骨に嫌な顔をされる。朝、家の周りを散歩したり、家の裏の畑に行く以外は外出することもない。ずーっと部屋の中で、3冊ほどの本をローテーションで読むだけ。テレビを観る集中力もない。こんなんじゃ、誰でも頭がどうにかなっちゃうって思うよね。そりゃそうだ。

 

もっと優しく出来ないのか?って自分でも思う。でも、出来ない。どうしても出来ない。こんな自分嫌だって思うけど、出来ないものは出来ないのだから仕方ない。

 

昔みたいに、一生懸命やって近づきすぎると、暴言や妄想の対象になってしまってしまいやすい。なにより、一生懸命やってたぶん、その傷は深くなった。

 

もう、傷つくのは嫌だ。自分を守りたい。

 

 

それに、ここんとこ私たちが留守中に千代さんが侵入してて、トラブルになったり、障子に鍵をつけたりと、色々あったじゃないですか。

 

 

harutico.hatenablog.com

 

 

harutico.hatenablog.com

 

 

千代さん本人は、そんなことあったっけ?ってくらい普通に話しかけてくる。むしろ、尊大といってもいいくらいの態度です。それがよけい、私の気持ちを冷たくしていく。

 

あったことはあったことで、私は消すことが出来ません。病気のせいなのかもしれないけど、それが何でもの免罪符になるとは思えないし、「病気がさせたことなんだから」って言葉である程度の納得は出来ても、受けた傷は癒えないのです。

 

 

難しいね、家族って。どこぞの元秘書さんみたいに、相手を社会的に抹殺する方が簡単だ。ずっと一緒、いつまでかわからないけどずっと一緒。気が遠くなる。

 

 

 

まあ、そんな感じで、契約終了。次は、数か所のデイに見学に行ってみて、どこにするかを千代さんに決めてもらいます。明日の午前中、入浴のバタバタが終わったくらい、お昼ご飯ちょっと前くらいに、自宅近くのデイへ見学予定です。

 

ただ、AさんもKさんにも「上がってるねー。」と言われたくらいに軽躁になっているので、慎重に慎重にです。

 

 

千代さん本人にも、「お風呂や夕食、じゃがいも掘り、色々待ってられなくて我慢できずにやっちゃってるでしょ?お母さんがそういう時は、何でも出来て調子いいんじゃなくて、上がり気味で調子悪いんだからね。新しいこと、新しいひと、新しい場所で刺激を受けると、びゅん!ってまた上がって大変なことになるから、気をつけなきゃいけないよ。」と釘をさしておきました。

 

「うん。」って言ってたけど、「お母さん、年寄りばっかりいるところは嫌だな。」とも言ってたので、私の言ってることをどれだけわかって、どれだけちゃんと聞いてたのかは微妙です。

 

さ、明日は見学だ。