いかにして、統合失調症の姑とうまく関わるか

統合失調症の姑との毎日を綴ります。(*2016.4.4~の入院では、双極性障害と診断されました)

終戦記念日やお盆に思うこと

こんばんは、haruです。今日は終戦記念日ですね。どろんぱ豆さんというブロ友さんの記事を読んで急に思い立ち、祖父を偲び、全然関係ないうちの仏壇からですが、お線香をあげました。

 

父方母方共に、祖父は数年前に癌で他界しています。生きていれば、もう90歳は過ぎているでしょうね。(祖母は両方ともに健在です)

 

どちらの祖父も戦争に行っていますが、無事帰還することが出来ました。幼かった私は、お盆などに帰省した際、「戦争のお話を聞かせて。」とせがみ、それを聞くのを楽しみに、一緒のお布団に入ったものです。チクチクするお髭は嫌だったけど、そんなものは我慢出来るくらいに、お話は魅力的でした。

 

 

 

父方の祖父は元陸軍兵士。地形も厳しく、補給もまともにおこなわれず、総崩れしたビルマに行ったとのことでした。何人もの動けなくなった仲間を捨てたとか、もう、正常でいられる状態じゃなかったとか、そんな感じの話を聞いた記憶があります。終戦後、国に帰ってからは、県の土木に勤めて、定年までしっかりと働いた、真面目な真面目な祖父でしたね。

 

父が男3兄弟だったため、初孫で女の子だった私は、ずいぶん可愛がられて育ちました。私が結婚したい人がいると言った時くらいじゃないかな、怒った顔を見たのは。あ、「南京の虐殺は本当にあったの?なかったんでしょ?」と、高校生くらいの時にしつこく聞いた時も、ちょっと怒ってたかな。「あったっていうんだからあったんだろう。下っ端の兵隊にとっては、聞いたことが全てなんだ。」って。

 

 

 

母方の祖父は、元海軍兵士。海軍学校時代、たくさんの仲間と一緒に写ったセーラー服姿の祖父の写真を、なんとも不思議な感覚で見ていたのを覚えています。だって、私が知っているのは、真っ黒に日焼けした漁師の祖父だけ。写真に写っているのは、とっても若くイケメンな少年。同一人物とは思えないでしょ(笑)

 

戦艦長門に乗ってたって言ってました。船上での写真もいっぱい残っていますが、ものすごい数の兵隊さんがいて、米粒みたいに小さく写っていました。みんな、カモメの水兵さん姿です。

 

終戦後は、警察からのスカウトなどもあったそうですが、なにしろやんちゃな次男坊。「そんな警察官なんかやっとれっか!」と、漁師を選んだみたいです。きっと、海が、船が、大好きだったのだと思います。(のちに、長女である母が結婚相手として選んだのが警察官の父ってとこが笑える・・・。)

 

「背中に鉄砲の玉の破片が入ったままねんぞ。」とよく言ってたっけ。(本当かは不明です)

 

 

 

母方の祖母は来年の2月で93歳になります。すっごく元気で、まだ一人で生活出来ています。近所のおばあちゃんたちのたまり場になっているようで、毎日誰かが遊びに来てて楽しそうです。レトルトカレーが大好物で、私もたまにAmazonでドカンと送りますよ。

 

その祖母の兄二人は、満鉄の職員で満州にいたのですが、そのままあっちで徴兵され戦死していると、祖母から聞いたことがあります。終戦後そのままロシア兵にシベリアに連れていかれ、日本に戻ることなく亡くなったって聞きました。

 

当時、家事手伝中のまだ若かった祖母が満州まで出向いて、兄嫁の産後のお手伝いをしてたそう。2年くらい満州にいたから、いつの間にか中国語を話せるようになってたそうです。(今では全く覚えていない(笑))

 

 

私の世代だと、父母は戦後生まれ。なので、ギリギリ祖父母から戦争の話を聞くことが出来ているって感じですよね。

 

仕事で出会った方なんかにも、シベリアに5年間抑留されてて、何人もの死んだ仲間を穴に埋めたとか、戻る船に乗る時には、ロシア兵の質問に答えてから、その前を通らなくちゃいけなくて、答えによって選別されるのかとドキドキしたという話を聞きました。「今の若いもんは恵まれてすぎてることに気が付いていない。シベリアから比べたら、どんなことも天国。なんにでも幸せを感じることが出来る。」と言っていましたね。

 

 

この先、こういうお話をしてくれる方がどんどんいなくなります。せめて、私が聞いた話くらいは子供に伝えていきたいし、写真も残しておきたい。

 

おとなりじゃミサイルがどうのこうのなんて物騒な話が出てますが、あんな悲劇は二度と起こしちゃいけないってことくらい分かるように、子供に話していきたいな。

 

だけど、過去だけが大事なわけじゃない。お墓参りも大切だけど、今を生きている両親や友人、周りの全ての人を大事に出来るようになりたいね。そう、千代さんのことも。(と、自分に言い聞かせる(笑))

 

そういえば、義兄からはお盆なのになんの連絡もないなぁ。(まだまだだな、私。こういうしたムクムクと出てくる気持ちを抑えられる人にならなくては)

 

 

 

どろんぱ豆さん、良いお話をありがとうございました。

doronpa316.hatenablog.com

 

 

 

たくさんの「同じ」や「似てる」があって(いや、私が勝手に見つけて)、勝手に親近感を覚えています、ysat1103さん。なんだか父の言葉を聞いているようで心地よく、毎日楽しみに読ませていただいています。ありがとうございます。

 

tysat1103.hatenablog.jp

 

 

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