いかにして、統合失調症の姑とうまく関わるか

統合失調症の姑との毎日を綴ります。(*2016.4.4~の入院では、双極性障害と診断されました)

かぼちゃの煮物

こんばんは、haruです。連日の雨で、畑の雑草が気になります。なかなか草むしり出来ないですね。家の正面も、花壇から伸びてきたツルに、駐車場の砂利が侵食され始めました。うー・・・、気づかないフリしよう。

 

 

 

今朝早く、「ねーちゃん、かぼちゃの煮物の作り方がわかんなーい。」と言う、千代さんのねちっこく甘えた大きな声で目が覚めました。

 

あー、帰省した時のおみやげを近所に住む千代さんの姉に届けに行った時、かぼちゃを2つ頂いたんだった。どうやら、その姉の家に電話している様子。

 

 

数年前までは、かぼちゃの煮物くらいは作っていた千代さん。しかも、とっても美味しかった。私は、千代さんの作るかぼちゃの煮物が大好きでした。でも、震災後の入院以来、まともに調理なんかしていないのです。

 

 「今のお母さんに作らせたら、きっと大きな鍋で、一個全部を煮物にしちゃうね。」と言った私に、「いや、そのまま丸ごと一個を煮るんじゃない?」答えた主人。

 

「まさかー。」と笑っちゃったけれど、いやいや、有り得るかもしれない。

 

 

今の千代さんが料理をしたくなったってことがすでにおかしい。そうだ。震災後、激躁へと向かう途中も、やたら料理をしてたもんね。しかも、しっちゃかめっちゃかになってた。

 

いちばん大きな鍋に、鯛のアラをうろこ付きのまま放り込んで、根野菜やらなんやら入れたアラ汁らしきものを作ったのです。それはあまりにもうろこが多くて食べられたもんじゃなくて困った。

 

誰も食べないことに怒った千代さん、大きなザルで濾しはじめて、「汁だけなら飲める!」と言ってきたけれど、えずいて飲めなかったんですよね・・・私。

 

なんか、その時に似てる。

 

 

先日の月曜日の受診で、デイに行き始めて上がり気味と言いうことを伝え、お薬を少し増やしてもらったんだけど、なんか効いてる気がしない。

 

 

とりあえず、かぼちゃの煮物は私が作りましたよ。そこにかぼちゃがあると気になるのだろうし、主人いわく、「デイの人との会話で料理とかの話をするんじゃないの?かっこつけたいんだろうね、きっと。もともとそういう見栄っ張りな人。」ってことなので、ほっとくとまた一人で調理しそうだから。

 

 

 

仕事だったら、利用者さんと一緒に調理したりしてあげたくなるんだろうけど、本当なら、出来ることを少しでもさせてあげるべきなのだろうけど、いかんせん、家族だとそうもいかない。夏休みで息子に手がかかるしね。千代さん、ごめん!!

 

でもやっぱり、まだまだかぼちゃの煮物は千代さんの方が上手みたい。明日(もう今日になってしまった)のデイでは、「やっぱ私の方が上手だわ。haruさんのは美味しくない。」って話をしてきてもらいます。デイに来てるおばあちゃん達にとって、嫁の悪口ほど盛り上がって美味しいものはないもんね。

 

お姑様のみなさん、大好物でしょう?

 

ってことは、これで良かったんだね。