壁ドン
こんばんは、haruです。
私、ペインクリニックへ行ってきました。もともと、腱鞘炎で通ったりもしたことがあるのですが、今回は違います。
原因は、ちょっと前に流行った「壁ドン」です。
と言っても、もちろん、斎藤工にされるような、ドキドキするものではありません(笑)
実は、千代さんが入院する直前、私の精神状態も限界でした。ジャージャーと出っぱなしの尿や、それでもなお尊大な千代さん。入園直前の息子。やってもやってもキリがない家事。
もう、どんな一言だったのかも忘れちゃったけど、千代さんから受けた言葉で、ぶちっと切れました。
だけど、三歳児はいるし、落ち着かない千代さんもいる。二人にあたるわけにもいかず、右横にあった壁に、げんこつを一発、ドン!!!!!
溜まりに溜まった内なるパワーを放出したわけですからね、相当な力だったと思います。自分でやったので、無意識に加減はしていたと思いたいですが・・・。
その日からしばらく、すべての指の付け根の関節が痛みました。とにかく、何かをつかもうとすると痛い!それでも、少しずつ軽減されていったので、打撲だと思ってそのままにしておきました。
あれから一か月半以上経って、関節の痛みは消失したものの、げんこつにした時に下になる方、つまり、壁に当てた場所の痛みだけは、全く軽減されることなく残っていたのです。
子供や主人に手を握られただけで激痛が走ります。
これはマズイんじゃ?もしかして、骨折とかヒビ?と不安になってきまして、それで病院へ行ったのです。(だって、主人と手を繋げないのは悲しいじゃん?(笑))
だけど、レントゲンをしてみても、骨には異常ありません。また腱鞘炎?と、先生が場所を確認していきますが、どうも違うらしい。
「んー、こんな場所、壁にぶつけるわけないよね。コンチクショー!!!って、自分でやったんじゃないの?」って、先生に言われてしまった・・・。
私、「壁にぶつけちゃって・・・。」みたいな説明をしたんですけど、あれ?バレた?(笑)
そこから、「実は、同居してる姑が双極性障害で入院する直前だったので、私もも色々と限界で・・・・・・・・○○△△□□。」と話しているうちに、なんかねー、私、泣いてた。
実家の親には、心配させたくないからあんまり言えないし、友達にもなかなか理解してもらえないし、主人以外の人に、こんな話をしたのは初めてなんですよね。
あー、すっきりした(笑)
あ、結局、痛みについては、「交感神経が緊張しっぱなしの人は、何かの刺激(ちょっとした小さな刺激でも)が原因で、自律神経の通り道に痛みが残る」のだそう。
自律神経の乱れによる疼痛ってことでした。肘の横、肩近く、肩甲骨にブロック注射を打ったら、少し楽になりましたよ。
この診断、私が千代さんの話をする前に言われたので、ちょっとびっくり。そして、納得。先生すごい!!って感動しました。
「何かあったら、いつでもここに話にいらっしゃい。」と看護師さんも言ってくれて、心が軽くなりました。
湿布出されて終了~って病院も多いでしょうが、心の痛みまでとってくれるペインクリニックもあるんですね。
ほっこりしました。
精神疾患の不思議と苦悩
こんにちは、haruです。千代さんの外泊一回目、無事に終了しましたよ。
帰宅した当日、主治医、ソーシャルワーカ、担当看護師の三人が同行してきて、家での様子を見たり、家族と話をしたりしました。
ここの病院だけなのか、他もそうなのかはわかりませんが、入院中は、通院時の主治医とは違う先生が担当します。今のところ、入院の度に違う先生ですね。どうしてなんですかね?
なので、当然、先生によって、見立ても違うわけで、処方も微妙に変わります。
15年くらい前の入院では、「統合失調症」。4年前の入院では、「統合失調感情障害」。今回は、「一番効いているのは、リチウムです。」と言ってたので、「双極性障害」なのでしょう。
このあたりが、精神疾患のよくわからないところです。その時々の症状によって、病名が付くのです。いったいどれが正しいの?と言いたくなりますが、「病名が大事なわけでなはい。」らしい・・・。
何となくは分かるけど、何となくしか分かりません(笑)
千代さん、もともとは、高校二年で不登校&引きこもりが発症です。その時は、「鬱病」という診断でした。(千代さんの両親は他界してますから、正確にはわかりませんが。)入院もしています。
その後、完治したと言われたらしい。(これは、千代さんの義姉が言ってたこと。)
千代さんがやって来る!
こんばんは、haruです。
前回の記事でも軽く触れましたが、来週、ついに千代さん、家で外泊します。(家で外泊ってもの変だけど。)
一昨日、主人が病院へ行って、千代さんとも会い、主治医と話をしました。
火曜の午後に来て、翌日の午後に帰るそうです。(良かった、一泊で。もしかしたら、週末に二泊かな?と思っていました。)
ずいぶん、良くなっています。ただ、やはり尿意が全くない。だけれども、時間を見てトイレに行ってるので、失禁は無いらしいです。
夜間のトイレ誘導が必要かどうかは確認してないので、そこはわかりません。どうなんだろう・・・。外泊前に聞かなくちゃだな。
あ、あと、水分制限についても聞かなくちゃ。
制限っていったって、家には水道というものがあります。普段は、美味しくないと言って、絶対に、ペットボトルのミネラルウォーターしか飲まない千代さんですが、買わないでいたら、水道水飲みますよね・・・。制限は難しい。
退院までは、きっと、毎週、外泊練習です。最初は一泊でも、慣れてきたら二泊になるはず。ふぅー・・・。
そうそう、今回の入院では、「双極性障害」という診断でした。症状が、統合失調症というよりも、そっちに近いらしいです。
前回は、どちらの症状もあるとのことで、「統合失調感情障害」、さらにその前は、「統合失調症」でした。
「その時の症状で、病名が付きます。本当の病名は何なのか?よりも、その時々の症状を見ることが大切」なんだそうです。
でも、双極性障害って言われて、私は、ちょっと腑に落ちた感じなんですよねー・・・。
また、その辺のことを、次に詳しく書いてみようと思います。
夢
こんにちは、haruです。
先日、主治医からかかってきた電話で、外泊についての話がありました。「外泊の時に、家での様子を見たいので、同行してもかまいませんか?」とのことでした。
退院に備えて、一泊や二泊、家で生活をしてみるのです。
あー、ついにこの時が来たかー・・・。って感じ。
実はね、もうそろそろ外泊だろうなーって思っていました。そう思ってたら夢を見た。
千代さんが帰ってきてて、ご飯を用意したんだけど、ほとんど手をつけないの。で、私、ちょっと違う部屋へ行って戻ってみると、ものすごい形相で、ご飯に喰らいつく千代さんがそこに・・・。
ゾッしちゃうような顔。起きたら、ドキドキしてました。朝方の夢だったから、起きてからも引きずる引きずる。
その後、主治医から、外泊についての電話があったんです。予知夢か?(笑)
さらに、電話を受けた後も、悪夢を見ました。どんだけ恐怖なんだろう。
家の廊下に座り込み、怒り狂いながら、床をドンドン!!と叩きつける千代さん。髪を振り乱し、大声で何かを叫びながら床を叩くその姿は、ちょっとしたホラー映画より怖かった。
千代さんは、どんどん回復に向かっていますが、私のメンタルはどんどん弱っていってる気がします。
さて、どうやって這い上がろうか・・・。
入院して一ヶ月が過ぎました
ずいぶん、更新せずにいましたね。こんばんは、haruです。
千代さんの入院、先月の4日でしたから、もう、一ヶ月が過ぎたんですね。なんかあっという間でした。
息子の入園式。早速、洗礼を受けての咳や高熱。さらにはおう吐下痢症。(息子は腹痛と下痢だけでした)←今、主人が感染中
そして、千代さんが放置している、ひろーいひろーい畑の管理。なんかずっと忙しかったですよ。
千代さんがいたら、確実にてんてこ舞いだっただろうと思います。マジ、神様っているんだなーって、ちょっと思いましたもん。人生、うまく出来てるもんですね。
そして、千代さんはというと・・・、ずいぶん回復してきたようです。毎週、主人が主治医と話をするために病院へ行ってきます。
あ、私は行きません。順調に回復しているという話を聞くと、自分の中でカウントダウンしてしまって良くないかなと。ま、嫁だし、他人だし、別に行かなくてもいいよねって思っているのも事実。
いいよね、今だけ。少しの間、のびのびするんだ。長くても、あと二ヶ月以内に戻ってくるんだし、今だけ今だけ。
先週は連休だったので、先々週の話での千代さんの様子ですが、尿意はまだないそうです。が、パッドをしなくても大丈夫になったとか。
尿意がないのに、どうしてパッドしなくていいんだろう?なんか腑に落ちないですが、主人の話だとそうらしい。
一般病棟に移ったので、隔離もされていません。パジャマ以外の服も持っていきましたから、外へのお散歩も始めたみたいです。
メキメキ回復してる・・・。
どんなにすごい躁状態での入院でも、ちょっと薬の調整をするための入院でも、今回のようにADLの低下の原因を調べる入院でも、ほぼきっちり三ヶ月の入院です。
なんなんだろう?って思いますよね。病院も、経営大事ってことでしょうか。
とにかく、3月いっぱいで切れた介護保険の認定調査を、この入院中にしなければいけません。少しでも、使えるものを用意しておかなきゃですよね。
あー・・・、どうなることやら。
千代さんの入院
こんばんは、haruです。
先週の月曜日、千代さんが入院しました。もう、一週間経ったんですね。入院前のドタバタで、かなり疲れてたようです、私。この一週間は、しっかり燃え尽き症候群でした。
ぐだぁーっとしています(笑)
しかし、これで終わりなわけではないので、心の片隅では、退院へのカウントダウンもしつつ・・・。
いやぁー・・・、ほんと色々ありました。前日なんか、緊張からか、夜中になっても眠れない千代さんに、主人が言ったんです。
「頓服、先生から何錠飲んでもいいって言われてるから、眠れるまで飲んで早く寝ろ。」みたいなことを。
でもね、重大なことがひとつ抜けていたんです。
前に飲んでから、30分経っているのなら、だった!!
それを伝えなかった主人。千代さんは、一気に3錠飲んだらしい。先に1錠。合わせて4錠ですね。「コントミン」ってお薬です。
入院予定当日の朝、私を呼ぶ、微かな声が聞こえてきました。千代さんの部屋に入ると、こたつの横でうつ伏せになってる。
「パッド交換して。動けない・・・。」
サイドボードにつかまって立ってもらおうとするけれど、膝が折れて立てません。
頓服を何錠飲んだか確認すると、「4錠」とのこと。しかも、主人に何錠飲んでもいいって言われたと・・・。ありえん。
どうりで、夜中、喘鳴まじりの呼吸音が聞こえてくると思った。そのせいだったんだ。
そして顔を見ると、右目の周りが真っ青!!
一瞬、障子の「さん」にでも、転倒時にぶつけたのかと、むちゃくちゃ焦りました。でも、よーく見ると何か違う。
あぁー、うつ伏せで長時間動けないでいたもんだから、目の下にあった枕カバーの、「藍染め」が移ったのね・・・。
「なんか、悪者か、どこかの先住民みたいじゃない?」と、のんきにケラケラ笑う主人。(自分のせいでこうなったことをイマイチ理解出来てないのか?)
いかん、つられて私も笑ってしまうじゃないか!
私の首につかまってもらい、布団までゆっくりゆっくり歩いてもらい、寝かせた状態でパッド交換。主人は笑いながら、青く染まった顔を拭き、私はその間に更衣。
こんな状態でも笑っていられる私たちって・・・。しかも、一週間経った今でも、それをネタに笑う二人。
神様、ごめんなさい(笑)
こんな感じで、ほぼ寝たきり状態で入院しました。トイレも、歩行も、なにもかもに介助が必要な感じです。
まだ、病院からは何にも連絡はありませんが、入院当日の話だと、薬が少なすぎて、失禁や、状態の悪化に繋がったのでは?ということでした。(全く動けなくなったのは、頓服の飲みすぎですが)
少なすぎって量じゃない、むしろ多いくらいなのだけれど、千代さんにとっては、ってことなのでしょうか?
絶食で点滴をしながら薬ははすべて一旦抜き、また、イチから薬を調整するようです。
二か月くらいはかかるかな?
息子の入園式もありましたし、今から慣らしていく大変な時。入院はありがたいです。みんな、ちょっとのんびりです。
水中毒と尿崩症
こんばんは、haru です。
千代さんの失禁がえらいことになってきて、私もかなりグロッキー気味です。
つい一か月前くらいは、夜のみ85ccのパッドで対応出来ていたのですが、じわじわ、ほんとじわじわと尿量が増えていき、いつの間にか、夜だけでなく日中もパッドなしではいられなくなりました。
そのうち、85ccのパッドでは間に合わなくなり、120、200、300、450ついには1000・・・。それでも下着が尿汚染します。もう、水道の蛇口全開状態。
木曜の夜、19時から夜中1時までに使った三枚のパッドの重さを計量してみたら、1.25㎏オーバー。(普通、一晩で200cc)
当然、トイレに行くのも頻回になり、30分、10分、5分と、間隔が短くなってゆきます。
そのたびに、「パッド見て。」と呼びにきます。
毎回きっちり、リハパンとパッドを合わせ作りますが、5分で終了ですからね。悲しすぎるでしょ。ほんと、たまったものではありません。もうクタクタ。
それに合わせるようにして、自分の身の回りのこと、何にも出来なくなってしまいました。
ペットボトルの蓋を開けられなくなりました。「開けて。」と持ってきます。(私が不在の時は、自分で開けてるはずなんですけどね)
布団の上げ下ろしも出来なくなりました。
お茶碗も洗えないと言います。
ふすまの開け閉めも出来ないと呼びにきます。
一日に、何度も何度も色んな用事で呼ばれ、さすがの私もキレましたよ。主人に。
「本人主体の看護や介護がしたいのなら、親子二人でどうぞ。」って言ってやった(笑)
だって、二週間前の受診で、「いつでも入院していいですよ。」と、主治医に言われていたんですよ。それなのに、千代さんが嫌がったからと、延ばし延ばしにした結果がこれです。
受診に持たせる記録にも、毎回しつこくしつこーく、水分摂取量(ここ一年、ずっと4ℓ~8ℓ)と失禁のことを書いていたんですよ。もっと、主治医にプッシュしてほしかった。
千代さんだけだったら、まだなんとかなるかもしれない。けれど、三歳の息子もいるんです。
待てる三歳児と待てない千代さん。
申し訳ないと思いながら、ついつい、息子を待たせることになってしまいます。
ああー・・・・・・。
月曜日から入院。あと一日、頑張ろう。