いかにして、統合失調症の姑とうまく関わるか

統合失調症の姑との毎日を綴ります。(*2016.4.4~の入院では、双極性障害と診断されました)

こんにちは、haruです。

 

先日、主治医からかかってきた電話で、外泊についての話がありました。「外泊の時に、家での様子を見たいので、同行してもかまいませんか?」とのことでした。

 

退院に備えて、一泊や二泊、家で生活をしてみるのです。

 

あー、ついにこの時が来たかー・・・。って感じ。

 

 

実はね、もうそろそろ外泊だろうなーって思っていました。そう思ってたら夢を見た。

 

千代さんが帰ってきてて、ご飯を用意したんだけど、ほとんど手をつけないの。で、私、ちょっと違う部屋へ行って戻ってみると、ものすごい形相で、ご飯に喰らいつく千代さんがそこに・・・。

 

ゾッしちゃうような顔。起きたら、ドキドキしてました。朝方の夢だったから、起きてからも引きずる引きずる。

 

その後、主治医から、外泊についての電話があったんです。予知夢か?(笑)

 

 

さらに、電話を受けた後も、悪夢を見ました。どんだけ恐怖なんだろう。

 

家の廊下に座り込み、怒り狂いながら、床をドンドン!!と叩きつける千代さん。髪を振り乱し、大声で何かを叫びながら床を叩くその姿は、ちょっとしたホラー映画より怖かった。

 

 

千代さんは、どんどん回復に向かっていますが、私のメンタルはどんどん弱っていってる気がします。

 

さて、どうやって這い上がろうか・・・。

入院して一ヶ月が過ぎました

ずいぶん、更新せずにいましたね。こんばんは、haruです。

 

千代さんの入院、先月の4日でしたから、もう、一ヶ月が過ぎたんですね。なんかあっという間でした。

 

息子の入園式。早速、洗礼を受けての咳や高熱。さらにはおう吐下痢症。(息子は腹痛と下痢だけでした)←今、主人が感染中

 

そして、千代さんが放置している、ひろーいひろーい畑の管理。なんかずっと忙しかったですよ。

 

千代さんがいたら、確実にてんてこ舞いだっただろうと思います。マジ、神様っているんだなーって、ちょっと思いましたもん。人生、うまく出来てるもんですね。

 

 

そして、千代さんはというと・・・、ずいぶん回復してきたようです。毎週、主人が主治医と話をするために病院へ行ってきます。

 

あ、私は行きません。順調に回復しているという話を聞くと、自分の中でカウントダウンしてしまって良くないかなと。ま、嫁だし、他人だし、別に行かなくてもいいよねって思っているのも事実。

 

いいよね、今だけ。少しの間、のびのびするんだ。長くても、あと二ヶ月以内に戻ってくるんだし、今だけ今だけ。

 

 

先週は連休だったので、先々週の話での千代さんの様子ですが、尿意はまだないそうです。が、パッドをしなくても大丈夫になったとか。

 

尿意がないのに、どうしてパッドしなくていいんだろう?なんか腑に落ちないですが、主人の話だとそうらしい。

 

一般病棟に移ったので、隔離もされていません。パジャマ以外の服も持っていきましたから、外へのお散歩も始めたみたいです。

 

メキメキ回復してる・・・。

 

 

どんなにすごい躁状態での入院でも、ちょっと薬の調整をするための入院でも、今回のようにADLの低下の原因を調べる入院でも、ほぼきっちり三ヶ月の入院です。

 

なんなんだろう?って思いますよね。病院も、経営大事ってことでしょうか。

 

 

とにかく、3月いっぱいで切れた介護保険の認定調査を、この入院中にしなければいけません。少しでも、使えるものを用意しておかなきゃですよね。

 

あー・・・、どうなることやら。

千代さんの入院

こんばんは、haruです。

先週の月曜日、千代さんが入院しました。もう、一週間経ったんですね。入院前のドタバタで、かなり疲れてたようです、私。この一週間は、しっかり燃え尽き症候群でした。

 

ぐだぁーっとしています(笑)

 

しかし、これで終わりなわけではないので、心の片隅では、退院へのカウントダウンもしつつ・・・。

 

 

 

いやぁー・・・、ほんと色々ありました。前日なんか、緊張からか、夜中になっても眠れない千代さんに、主人が言ったんです。

 

「頓服、先生から何錠飲んでもいいって言われてるから、眠れるまで飲んで早く寝ろ。」みたいなことを。

 

でもね、重大なことがひとつ抜けていたんです。

 

前に飲んでから、30分経っているのなら、だった!!

 

それを伝えなかった主人。千代さんは、一気に3錠飲んだらしい。先に1錠。合わせて4錠ですね。「コントミン」ってお薬です。

 

 

入院予定当日の朝、私を呼ぶ、微かな声が聞こえてきました。千代さんの部屋に入ると、こたつの横でうつ伏せになってる。

 

「パッド交換して。動けない・・・。」

 

サイドボードにつかまって立ってもらおうとするけれど、膝が折れて立てません。

 

頓服を何錠飲んだか確認すると、「4錠」とのこと。しかも、主人に何錠飲んでもいいって言われたと・・・。ありえん。

 

どうりで、夜中、喘鳴まじりの呼吸音が聞こえてくると思った。そのせいだったんだ。

 

そして顔を見ると、右目の周りが真っ青!!

 

一瞬、障子の「さん」にでも、転倒時にぶつけたのかと、むちゃくちゃ焦りました。でも、よーく見ると何か違う。

 

あぁー、うつ伏せで長時間動けないでいたもんだから、目の下にあった枕カバーの、「藍染め」が移ったのね・・・。

 

「なんか、悪者か、どこかの先住民みたいじゃない?」と、のんきにケラケラ笑う主人。(自分のせいでこうなったことをイマイチ理解出来てないのか?)

 

いかん、つられて私も笑ってしまうじゃないか!

 

 

私の首につかまってもらい、布団までゆっくりゆっくり歩いてもらい、寝かせた状態でパッド交換。主人は笑いながら、青く染まった顔を拭き、私はその間に更衣。

 

こんな状態でも笑っていられる私たちって・・・。しかも、一週間経った今でも、それをネタに笑う二人。

 

神様、ごめんなさい(笑)

 

 

こんな感じで、ほぼ寝たきり状態で入院しました。トイレも、歩行も、なにもかもに介助が必要な感じです。

 

 

まだ、病院からは何にも連絡はありませんが、入院当日の話だと、薬が少なすぎて、失禁や、状態の悪化に繋がったのでは?ということでした。(全く動けなくなったのは、頓服の飲みすぎですが)

 

少なすぎって量じゃない、むしろ多いくらいなのだけれど、千代さんにとっては、ってことなのでしょうか?

 

絶食で点滴をしながら薬ははすべて一旦抜き、また、イチから薬を調整するようです。

 

二か月くらいはかかるかな?

 

 

息子の入園式もありましたし、今から慣らしていく大変な時。入院はありがたいです。みんな、ちょっとのんびりです。

水中毒と尿崩症

こんばんは、haru です。

 

千代さんの失禁がえらいことになってきて、私もかなりグロッキー気味です。

 

つい一か月前くらいは、夜のみ85ccのパッドで対応出来ていたのですが、じわじわ、ほんとじわじわと尿量が増えていき、いつの間にか、夜だけでなく日中もパッドなしではいられなくなりました。

 

そのうち、85ccのパッドでは間に合わなくなり、120、200、300、450ついには1000・・・。それでも下着が尿汚染します。もう、水道の蛇口全開状態。

 

木曜の夜、19時から夜中1時までに使った三枚のパッドの重さを計量してみたら、1.25㎏オーバー。(普通、一晩で200cc)

 

当然、トイレに行くのも頻回になり、30分、10分、5分と、間隔が短くなってゆきます。

 

そのたびに、「パッド見て。」と呼びにきます。

 

毎回きっちり、リハパンとパッドを合わせ作りますが、5分で終了ですからね。悲しすぎるでしょ。ほんと、たまったものではありません。もうクタクタ。

 

それに合わせるようにして、自分の身の回りのこと、何にも出来なくなってしまいました。

 

ペットボトルの蓋を開けられなくなりました。「開けて。」と持ってきます。(私が不在の時は、自分で開けてるはずなんですけどね)

 

布団の上げ下ろしも出来なくなりました。

 

お茶碗も洗えないと言います。

 

ふすまの開け閉めも出来ないと呼びにきます。

 

一日に、何度も何度も色んな用事で呼ばれ、さすがの私もキレましたよ。主人に。

 

「本人主体の看護や介護がしたいのなら、親子二人でどうぞ。」って言ってやった(笑)

 

だって、二週間前の受診で、「いつでも入院していいですよ。」と、主治医に言われていたんですよ。それなのに、千代さんが嫌がったからと、延ばし延ばしにした結果がこれです。

 

受診に持たせる記録にも、毎回しつこくしつこーく、水分摂取量(ここ一年、ずっと4ℓ~8ℓ)と失禁のことを書いていたんですよ。もっと、主治医にプッシュしてほしかった。

 

 

千代さんだけだったら、まだなんとかなるかもしれない。けれど、三歳の息子もいるんです。

 

待てる三歳児と待てない千代さん。

 

申し訳ないと思いながら、ついつい、息子を待たせることになってしまいます。

 

ああー・・・・・・。

 

月曜日から入院。あと一日、頑張ろう。

個別ケアって大事

こんばんは、haruです。

 

最近、千代さんとは色々ありましたから、少しだけ、距離を置いていました。

 

例えば、お昼ご飯の時。テーブルにおかずやご飯を運んでセッティングしたら、お鍋やフライパン、炊飯器などの後片付けを先に済ませることで時間稼ぎをし、なるべく、一緒に食卓につかなくてもいいようにしました。

 

お互いに、物音なんかで気配は感じることが出来ますが、極力、顔を合わせなくて済むよう、色んな場面で時間をずらしたのです。

 

でも、今日のお昼は鍋。さすがに、時間をずらすとマズイ。鍋がマズくなる。なので、久しぶりに、一緒の食卓です。

 

主人と息子と三人だけだったら、全く話さずに、ただただ、食べることだけに集中してる千代さん。しかし今日は違いました。

 

 

「紙パンツとそれ用のパッド、馴染まないんだけど。」(あのー・・・、ご飯中に下の話する?←心の声)

 

先週、「夜、濡れて冷たくて眠れない。」と泣きながら訴えてきたから、色々と買い揃えたり、パッドの組み合わせを変えてみたりしたんですよ。

 

あれからずっと、今日の朝まで紙パンツでいたのに。「夜だけね。」と言ってあったにもかかわらず、一日通して紙パンツをはいていたのに、いきなりこれです。

 

布パンツだと、また濡れると冷たいよ?って言ってみましたが、「大丈夫、濡れない。」の一点張り。

 

で、今夜、「布パンツ+布パンツ用のパッド」で寝ました。

 

 

ガサゴソガサゴソ。千代さんの部屋で音がします。電気も点いてる。

 

やっぱ、尿汚染しました。

 

 

私だってわかっているんですよ。人間、布パンツでいるのはとっても大事。千代さんが統合失調症じゃなかったら、布パンツをでいることに重きを置くでしょう。

 

だけど、うちの場合、千代さんの睡眠時間を確保することが大切。布パンツでいることより大事なんです。

 

老老介護のお宅なら、介護者の負担を軽くすることを重視するとか、それぞれに合った対応が必要ですよね。

 

そこらへんが、なかなか千代さんには理解してもらえないようです。

 

せっかく、パンツが濡れなくなって、振戦がひどいとの訴えや(気分的なものに影響されるようです)、攻撃的な感じもなくなってきていたのになぁ・・・。

ハンストと振戦と入院

こんばんは、haruです。

 

金曜日(3/18)の受診で、入院を勧められました。が、本人の気持ちがまだしっかりと決まっていないため保留状態です。

 

今回の不調の原因は、多分、尿失禁。不安を訴えた日から、千代さんは布団を敷きっぱなしで、部屋に引きこもりました。

 

寒気がすると言って、布団から出ません。ご飯も、昼にちょこっとだけ。食べないと体温も上がらないし、しかも水ばっか飲むから、余計に寒くなるんだと言っても食べない。ちょっとしたハンストです。

 

「こんなに食べられないから半分にしてきて。」と、お茶碗を私に突き返す千代さん。

 

私、お鍋とか炊飯器を片付けてて、たった今、座ったばっかですけど?それに、あなた歩けますよね?と言いたいのを我慢して、ご飯を減らしに立つ私。

 

お人形みたいに座ってるだけで、上げ膳据え膳なのだから、それくらいしたっていいんじゃない?

 

自分の親なら、「自分でやって。リハビリリハビリ~」くらい言うだろう・・・。

 

 

そんなこんなで私だって不機嫌になります。すると今度は、足の振戦をアピールしてきます。

 

「足が震えてどうしようもない。歩けない!もうだめだー!」と叫び出しました。ガクガクしている足を見せにきます。(でも、見てないとこじゃ普通にトイレには行くんですから不思議)

 

とりあえず、「失禁のこともあるし、振戦のこともそうだし、お薬の量を調整するのに入院したほうがいいよ。」と話すと、「そうかねー。」と、この時は納得してた感じだったんですがねー・・・。

 

どうして今さら入院を渋り出したか?

 

病院で、夜に失禁したらどうしようという不安かららしいです。は?看護師さんいるじゃんね。

 

「自分が暴言を吐きまくった相手(私)に下の世話をしてもらう」より、看護師さんのお世話になる方が、よっぽど気分的には楽だろうにって思いますがどうなんでしょうね。

 

私だったら絶対に嫌だな。それなら、今の状態、「暴言を吐かれた相手の下の世話をする」ほうがいい。

 

「パッドちょっと見て!」とか、「なんかパッドが冷たいんだけど。」とか、パッドを交換をしてって言う時すらとっても横柄だしな。千代さんには、そういった感情は、きっとないのでしょう。

 

数え切れないほどのオムツ交換やトイレ介助をしてきたけれど、こんなに偉そうにしてる人はいませんでしたよ。こっちの方が、感情を無にしないとやってられない。

溺れそうです

こんばんは、haruです。

 

昨日、こんなことがあったばっかりなのに。

 

harutico.hatenablog.com

 

思わず泣いた自分自身に、今、ものすごく悔しいです。涙を返してほしい。

 

 

昨夜、千代さんの下着を洗濯乾燥しました。終わったの夜中一時過ぎくらい。千代さんがいつも置いておくところへ、たたんで並べておきました。

 

なのに、なのにですよ。

 

 

今日、公開初日だった「アーロと少年」を、息子と観てきて、気分良く帰った私に、千代さんが言い放った一言。

 

「下着捨てたの?」

 

 

最初、よく聞き取れなくて、「鍵かけたの?」って言ったのだと思い、「かけたよ。」と答えた私。←マヌケ(笑)

 

 

「下着、捨てたのか?」

 

もう一度聞かれました。

 

 

いやいや。夜間失禁したら更衣するぶんがなくなるかもと、夜中に洗ったんすけど?

 

しかも、紛失してるとかでもなく、定位置に鎮座してますけど?

 

また、妄想対象になってるんじゃない?私。

 

 

泣かれて、話を聴き、色々と対策を考え、ドラッグストアに走り、夜中に洗濯して・・・。

 

それでコレですか?

 

 

今さっき、詳細を主人にメールしたところ、「人を疑うのは嫌だよね。」との返事。これも、なんか違うんじゃないの?

 

千代さんの起こす波に溺れそうです。そして何より、トンチンカンな主人に腹が立ちます。