認定調査
こんにちは、haruです。さっき、千代さんの認定調査がありました。もう、1年経つのか・・・。なんでこんなに早いんだろう。ちょっと、いやいや、かなりゾッとします。
えっと、去年の認定調査の過去記事です。今年も、調査員は同じ方でした。一応、去年のように、本人が言わないこと、本人の前では言えないこと、症状が出た時の状態等々、細かく打ち込んで印刷したものを渡しました。
ただね・・、「身体での不都合がないと、介護度には反映されにくいんですよね・・・。」と、やっぱり先に言われちゃいました。
だったら、なんで障害と介護を一本化しちゃったの?
って話ですよね。障害だったら使えたはずの時間数はどこへ消えた??
謎すぎる。
うんうんうんうん
こんばんは、haruです。息子くんが、ロタウイルスか何かで、季節の変わり目にお決まりの、感染性胃腸炎にかかりました。
先週末から具合が悪く、2,3日、結構高めの熱が続き、そして水様便。ぐったりして横になったまま動きません。立つどころか、座りもしない。
ご飯は、昨日になりやっと、「スイカときゅうりと梅干しなら食べられそうかな。」と言い出すくらいの、ゆっくりゆっくりの回復です。昨日なんかも、朝と夕の2回、パンツの中に未消化便が出ちゃうくらいなので、今週は幼稚園にも行けていません。
お風呂も、昨夜が3日ぶり。そんな中、事件は起こりました。
服を脱がせて、さあ、お風呂へ!ってとこで、「うんち出そう!!」と言い出した息子くん。
でも、ついさっきトイレから出たばかりの千代さんが、またすぐにトイレへ入り、なかなか出てこない。
「おばあちゃん、多分、うんちしてるから、ちょっと待ってて。」と、真っ裸の息子くんを待たせました。
もうね、この時間帯にシチュエーション。嫌な予感しかしない。
思考が現実化したのか、私の勘が鋭いのか、やっとやっと千代さんがトイレから出てきて、息子くんを急いで連れていくと、そこはもう・・・・。
トイレットペーパーホルダー、便座、便器とべったり便がついている。これだけで、便まみれの千代さんを容易に想像出来ます。
が、しかしっ!!目の前には、今にもうんちが出そうな息子くん。
とりあえず、トイレ掃除だ!
希釈したキッチンハイターのスプレーをシュッシュしまくり、これでもかってくらいに拭き上げ、息子くんを座らせ、千代さんのとこへ・・・。
着替えようとしてる千代さん。新しいパンツを穿こうとしてるとこでしたが、太もももふくらはぎも、裏側にべったりと便。足もとには、こっとり汚れたパンツ。それを踏んだと思われる靴下。
(着替えるの)「ちょっと待ったー!!!」と言いながら、聞こえてくるのは、息子くんの下痢音。
誰か、私に「王様の耳はろばの耳」みたいな穴をください。叫びたい。
ってなことを思いながら、息子のお尻拭きで、太ももやふくらはぎの裏側の便をざっと取り、古いタオル使って、下半身を清拭しました。
「出てるのが分からないなんて嫌だねぇー・・・。」って言った千代さん。は?それを拭く私の方がもっと嫌ですけど?って突っ込んでやりたい。
あー、サッパリスッキリ綺麗になった♪とホッとしたのもつかの間、次は、「もっと、うんと汚れたパンツを捨てようと思って袋に入れたんだけど見つからない。」と言い出した!!(足元にあったのは、2枚目のパンツだった)
どうやら、1度目のトイレの時にも、パンツを汚したらしい。そしてそれは、うんと汚れているらしい。さらに、なくしたそうだ。
トイレには、真っ裸の息子くんを放置したまま。でもでも、、汚れたパンツをそのまま放置だなんて絶対に嫌だーーーーーー!!!!
千代さんがパンツを出してきたタンス、お布団の中、トイレ、色々探したけど見つからない。最後の最後、今まで、汚物は絶対に捨てないでと、何度も言ってきたキッチンのゴミ箱を、まさかねと思いながら見に行ったら、しっかり入ってるじゃないの!
「ここに入ってたよ。」と伝えたら、「ふーん、入れたのか?」だって。
え、私ですか?
そんなこんなで、今日は朝から「うんうんうんうん」な日でしたよ。
あんまりにもムカついたので、「キッチンハイターを使いきりました。帰りにお願いします。」と主人にラインをしました。
敬語でキッチンハイターとくれば、主人はすべてを理解するでしょう。私の可愛い意地悪です。こんだけ頑張ってるんだ。申し訳なさそうにしてる主人を見て、スッキリするくらい許されるよね。
その主人の一言。「また、部屋へ侵入した時みたいにしらばっくれるかもしれないから、汚染したものの写真を撮っとかないと。」だって。
おー、なるほど。そうね、次はそうしよう。
千代さんのお誕生日
こんばんは、haruです。一昨日、4月20日は、千代さんの70回目のお誕生日でした。
ここんとこ、部屋への侵入、分かりやすい嘘や言い訳、何度も起こる「拭き上げたつもりが、結果、弄便」などが続き、千代さんとの関係は良くなかったので、忘れてるフリしようかなーなんて思っていました。
だけど、千代さんには、祝ってくれる旦那さんがいない。
主人も義兄も、子供の頃に受けた虐待や、幼い自分達を置いて出ていった千代さんのことを、子供を捨てた人だと思ってて恨んでいますから、息子二人にも期待出来ない。
去年のお誕生日は、入院中だったため、誰にも祝ってもらっていない。
まあ、こうなったのは、千代さん自身が招いたことなんだけどね・・・。なんか、胸の中がモヤモヤする。
結局、中トロ丼、フルーツの盛り合わせ、千代さんの大好きなチーズケーキをお昼ご飯に用意しました。
プレゼントは、汚染で捨てることになってしまって、すぐに足りなくなる下着と靴下。あ、あと部分入れ歯用のポリデント。スペシャルセットだ。
さすがに、「ハッピーバースデイ♪」なんて笑って言ってあげられるほど、私は出来た人間ではない。キッチンのテーブルの上、千代さんのスペースに、ポンと置いておきました。
「これなあに?」分かってるだろうに、聞いてきた千代さん。素直じゃないね。
「下着と靴下。」お誕生日プレゼントと言えない私も、かなり素直じゃない(笑)
「ありがと。」小さな小さな声で、ボソッと言ったのが聞こえました。
「うん。」同じくらい小さな小さな声で答えた私。
何やってんだ?私たち。
とりあえず、70歳のお誕生日おめでとう、千代さん。ここで言っておこう。
障子の鍵
こんばんは、haruです。急に夏みたいに暑くなって、身体がついていきません。頭痛薬を手放せなくなりました。いきなり痛みが襲ってくるから困ったもんです。
さて、千代さんの侵入対策のため、ずっと探していた障子の鍵。やっといい感じのものが見つかり、さっそく取り付けてみました。
「押」という部分を押すと反対側が上がって、そこにぶつかり横の障子が開かなくなるという仕組みです。写真は、反対側が上がり、ロックがかかってる状態です。
四枚の障子の真ん中二枚、左右それぞれにつけましたから、これで、四枚とも開かなくなります。
もちろん、縁側に出たい時は、上がっている部分を押して平らにすれば開きます。書いてある通り、「ワンタッチ」です(笑)
これで、千代さん、縁側から入ることは出来なくなりました。障子ごと外してしまえば入れますが、そこまでしないと思いたい・・・。
でね、隣の部屋から縁側に出る障子に、折り紙を小さく折って、開けたら落ちるようにしておいたんです。寝室に入ろうと、縁側に行ったらわかるように。(縁側へは、私たちの寝室だけじゃなく、隣の和室からも入ることが出来るんです)
見事にひっかかった千代さん。本人も、落ちてきた折り紙に気が付き、買い物から帰った私に言い訳してきました。
「縁側に出たのは、雨戸が閉まってるか確認しただけだから。」と。
雨戸の確認なんて、今まで縁側からしたことなんてないじゃない。
百歩譲って、確認しようとしたのだとしても、まだ明るい時間ですし、縁側まで行かずとも、廊下へ出ただけで分かります。だって、明るい時間に雨戸を閉めたら、廊下まで真っ暗になるんだもん。
相変わらず苦しい言い訳だ。
でもいいんだ。もう、縁側の方からは入ることが出来なくなったのだから。外出してる時の、イライラや不安から解放される。
これで解決!
なんだけど、なんだけどね、なんなんだろ?このすっきりしない気持ち。
部屋に入られている時、入られる不安がある時は、それを理由に不機嫌でいられた私。その不機嫌を理由に、千代さんとはかなりの距離を置くことが出来たし、千代さんも、それを仕方ないと思ってたはず。
もう、部屋には入ることが出来ない。だから、元に戻れる?普通に話せる?もう、不機嫌でいることはいけない?
無理だ。もう、どうやって話をしたらいいのかもわからなくなってる。今まで言われたこと、されたことが消えちゃうわけじゃないもん。それを思い出すと話せない。
赦すって難しいね。私、そんなに器大きくないや。
ついに言ってしまった!!
こんばんは、haruです。春ですね。私の住んでるあたりじゃ、蕾が一気に膨らんで、今日あたりから、散り始めたんじゃないかなーって感じ。
毎年、息子を連れてお花見に行っていましたが、さすがに5歳近くにもなると、「お花見より鉄道博物館に行きたい!」と、ハッキリキッパリ言うことが出来るようになり、今年は桜じゃなくて、電車を見に行ってきましたよ。
えー・・・、とか思ってたけど、意外と大人も楽しめましたし、春休み最後のお出かけとしては、大成功だったのではないかなと思います。
で、タイトルにあるように、私、ついに言ってしまった!!んです。
ここんとこ、ずっと続いている、千代さんによる、留守中の部屋への侵入。二重に仕掛けたトラップの一つを、なんとなく、証拠隠滅しようと元通りにしてあるあたり、どう考えても、主治医の言う、認知症の症状とは違う気がする。
「何で入るん?入ってんのわかってんだよ。」と問い詰める主人に、「入ってないのに入ったって言われちゃ黙ってられない。」とか言って、逆切れしてきた千代さん。もうね、私も我慢出来なくなりました。
「入ったら、ちゃんとわかるようにしてあるんだよ。それに、私が部屋にいるのに、誰もいないと思って入ってきた、あれは何だったの?何で入って来たの?いない時、入ってるでしょ?誰もいない部屋に入り込んでなにしてんの?」って言っちゃった。
「何にもしてない。」(あれ?入ったこと認めてるじゃん(笑))という千代さん。
「何にもしないのに、なんで入るん?理由もなく入るのって変じゃない?入りたい理由があるんでしょ?」と、さらに被せた私。
するとね、千代さん、想像をはるかに超えたことを言ってきた。
「入っちゃったもんはしょうがない!!」はい、開き直りですね。なんなんだ?いい大人の言うことじゃないよね。面白すぎて、笑っちゃいけないとこなのに笑っちゃった。
よく、偉い先生なんかが書いてるものに、統合失調症の患者に対して、周りの家族が強い感情表出すると、病気が再発する確率が高くなるとか、そうならないように家族を家族を教育するとか、そういったのがあるけれど、そんなのクソくらえだ。(高EEってやつね)
高EE結構。だって、上手く受け流すことが出来ることとそうでないことがありますもん。
毎日毎日、ずーっと一緒。千代さんが死ぬまでずーっとずーっと続くんです。ん?千代さんが死ぬのっていつ?私が先に死ぬんじゃないかとさえ思ってしまう。
自分が明日死んでも後悔しないよう、我慢はしすぎないようにしよう。
今回、ついつい、主人に加勢する形で言っちゃったけど、これぽっちも後悔はしていません。
急性期の千代さんを見ていただけに、心のどこかで恐れていたくらいなので、言えた自分を褒めてあげたい。
主治医の見解と主人の気持ち
こんばんは、haruです。暑かったり寒かったで、まだまだ体調の良くない人が多いですね。私も、まだ、風邪や花粉症でぐずぐずです。
さて、先日の記事に書いた、外出中に千代さんが部屋に侵入するという話ですが、記事を投稿した日、実は、受診日だったので、主治医にその旨を伝え(持って行った記録に打ち込んでおいた)、相談しました。
主治医の見解としては、「認知症の症状にそういうのがあるから、もしかしたら、本人は覚えていなんじゃないかな?本人なりの理由とかもあるのかもしれないし、しばらく様子を見てみて。鍵を付けるのも手かもしれないね。」って感じでした。
本人のいるところで話をしたのだけれど、千代さんはまるで他人事のように、会話には全く入ってきません。
主治医から、どうして、留守中の部屋に入り込むのかを尋ねられても、主人に聞かれた時のように、黙秘を貫き通しました。
でね、さすがに、その日から二日間は、入り込んだ形跡はありませんでした。このまま、入らなくなるんじゃ?なんて思ってた私。
甘かった。
三日目、外出する用事が、一日三回あったんですが、そのいずれも、しっかりきっかり入り込んでました。三回ですよ!!一日三回。食事か!!って突っ込みたくなる。
もう、ここまでくると、正直、「嫌悪感」しかない。主人にもそう言っちゃった。「もし、私の立場だったら、同じ気持ちだと思うよ。」って。
すると、逆に主人にこう言われました。「自分の親が、そんなことするって、どんな気持ちが分かる?ちゃんとした親に育てられたharuには分かんないでしょ?」と。
それぞれが、色んな気持ちを抱えてるんですね。はぁ・・・。
で、話は戻って、主治医の見解。認知症の症状じゃないか?って言ったけど、そうなのか?ちょっと検証してみましょう。
私、以前、認知症のおばあちゃんと一緒に住んでました。確かに徘徊はあった。歩けなくなってたから、這っての徘徊。足の甲を擦ってて、床を血だらけにしながらの徘徊。千代さんのように、すごい執念でした。これは同じだ。
そして、理由も確かにあった。「昔、お金を借りた人に返しにいかなきゃいけない。」だとか、「夕方になったから、親が心配してる。暗くなるまでに帰らなきゃ心配する。」だとか。
当時、おばあちゃんは93歳くらいだったので、当然、親なんか生きちゃいないんだけど、本人は生きてると思ってるから、ちゃんとした理由だったんだろうと思います。
なので、もしかすると、そんな感じで、千代さんにも理由があるのかもしれない。千代さんは、黙秘なので分からないけど、あるんでしょうね。すごい執念だし。(私は、前回も書いたように、ありもしない私の不貞を立証するため、何かないかと探してるんだと思います。妄想を現実とごっちゃにしてる気がする。)
だけどね、おばあちゃんは、いつだって、家じゅうのどこだって、徘徊したんです。「家族の留守中を狙って決まった部屋」ってのはなかった。
真夜中、いきなり私の顔のまえにおばあちゃんの顔があって、ほんとに飛び上がるくらいにびっくりしたことがある。
早朝、変な臭いがキッチンからしてきて、見に行くと、おつまみのさきいかをお鍋で煮てるおばあちゃんがいたりしたこともある。
いつだって、どこだって。だったんです。
認知症って、そんなじゃないの?家族の留守を狙って決まった部屋へ。千代さんのように、こんなあからさまで、タチの悪い徘徊ってあるんっだろうか?
謎。
とにかく、いい鍵を探そう。四枚障子に取り付けられる鍵なんてあるのかな・・・。
侵入者
こんにちは、haruです。またまた、前回の投稿から、ずいぶん経ってしまいました。もう春ですね。
前にもちょこっと書いたかと思うのですが、千代さんが、私や主人の留守中に、夫婦の部屋や寝室に入り込んで何かをしてるって話。
確か、主人と一緒に私も出かけたと勘違いした千代さんが、いきなり部屋に入ってきて、「一人じゃ寂しいから・・・モゴモゴ・・・・・。」と、訳のわかんない言い訳をしたことをお知らせしたと思います。
あれ以来、出かける時は、部屋のドアを開けたところに、村上春樹の新作もびっくりなくらいの本をタワー積みにして、入室しようとしたら倒れるというトラップを仕掛けました。(主人作)
私たちの部屋は、普段いる洋室(トラップを仕掛けた方の部屋)と、隣の和室の二間続きになっていて、和室の方は、縁側から障子を開けて入ることが出来ます。
数回、ブックタワーを倒したと思われる千代さん、次は縁側の方から入室してたようです。もうね、凄い執念。
先日、また、主人だけ用事があり出かけた時のこと、部屋でのんびり「べっぴんさん」の録画を観ていた私。和室の障子を開く音がして間もなく、二間を仕切っている引き戸もガラッと開き、「えっ?」と振り返ると、そこには、びっくりしてカチコチになってる千代さんが立ってた。
「あれ、○○ちゃん(息子の名)は?」って、苦しい言い訳。だって、まだ幼稚園ですもん。3時過ぎにバスで帰ってくること知ってるでしょ?
ってか、何で、入り口じゃなくて和室から入ってくんの?もう、これって、ブックタワーを避けた確信犯じゃん?
別に、部屋に変なもの置いてある訳じゃないし、見られてマズイものなんてないけれど、普通に考えて、こんなのおかしいよね?我慢ならない!!
ってことで、縁側から入る障子にも、トラップを仕掛けました。と言っても、息子が折り紙で折った小さな財布を、障子の間に挟んだだけなんですけど。まあ、それだけでも、開けたら落ちるわけで、入室していればすぐにわかります。
でね、こんなチープなトラップにも、しっかり引っかかってくれる千代さんなわけで、それが連日続くわけで、私の精神状態悪くなる一方なわけで・・・。
ぶちまけた。とりあえず主人に。
さすがの主人も。声を荒げて、「何で部屋に入るんだ!!中で何してるん?」と言ってくれました。
2週間くらい前に聞いた時は、千代さん、完全黙秘だった。昨日はね、「入ってない。」って、いけしゃーしゃーと言ってのけた。
「もう知らん!もう、何にもしないからね!!」と、少し頼りない捨て台詞を吐いた主人(笑)←いや、でも、かっこよかった・・・と思うよ・・・www
なんだかなー。昔、たまたま引き出しに入ってた、実家の母のメモ帳(父のことが書いてあるもの)を見たことが原因で、在らぬ妄想(私が浮気しているという)を抱き、激躁へダッシュしたことがあるので、それを思い出してしまいます。
多分、私の不貞か何かの証拠を探してるんじゃないかな。
主人は、「部屋に入っても何にもしてないだろー。目的はなく、ただ入ってるんじゃない?」なんて言ってるけど、そうなの?
いやいやいやいや、あの執念は、そんなわけないよ。
統合失調症?双極性障害?統合失調感情障害?それとも、生まれ持った性格?姑根性?
なにが原因でそんなことするのかわかんないけど、ほんと、マジでやめてほしい。
もういやだー。